気づけばトリコ【檜山光成】 (ページ4)

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檜山side

担任「見て分かる通り今日から1年B組に新しく転入生が来ています自己紹介をどうぞ」

『桜庭Aです。よろしくお願いします』

たったそれだけ。名前と一言という一言だけを教室内に発し

先生に指定された席に着いていた。

それは俺の左側の席で軽く会釈をすればそのまま返される。

俺の右斜め前の席に居る湧はなんだか騒がしい様子だった

にも関わらず彼女の綺麗な横顔を眺めていた。

SHRが終わって担任に呼び出されると

担任「檜山、学級委員だろ放課後にでも学校案内してやってくれ」

なんて伝えられたので二つ返事で了承した

放課後になって部活に行ったり帰ったりする人がいる中

彩「話しかけに行ってもいいかな！！」

湧「やのちょっと待って」

黒「湧どうかしたの？」

湧「見間違えじゃないはずなんだけど」

　「中学一緒な気がするんだよね」

そんな事があってもおかしくない。

俺と黒田とあやは小さい頃から一緒にいた幼なじみで

湧は中学2年生の頃に引っ越してきた

湧「俺が中1んとき同じクラスだったと思うんだけどすぐ転校してさ」

彩「どんな子だったの！」

湧「とにかく良い子って感じでやることなすこと全部できちゃうスーパーマンみたいな？笑」

黒「でもそんなに明るい子って感じはしなく無い？」

湧「中学んときはみんなの真ん中に居たような居なかったようなー？」

檜「そんないうなら話しかけに行ってみる？」

彩･湧･黒「いこー！」