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ことん、と眼鏡がお兄ちゃんの机に置かれる。
「まず涼はどこまで覚えてる？」
「☆バックスで雅斗くんと話したとこまで」
「ほう...じゃ、そっからは覚えていないと」
「うん」
飲みかけのココアが入ったマグカップを手に取りながらお兄ちゃんは口を開く。
「涼、頭痛くなったでしょ？あの後、☆バックスで倒れちゃったんだよ、涼」
「...マジ？」
「マジですね」
「そっか...」
「貧血とかそんな感じじゃない？新しい環境に緊張した？」
「いや...そんなことはないと思うけど」
「そっか...まあ脳に信号が届かないうちに体が緊張しちゃうってこともあるからねえ。体が慣れなかったのかな」
大体の予想はついていたが、いざ言われてみると妙に傷つく。
自分の身に起こったことを覚えていないのはちょっと嫌だなあ...
自分のやったことの責任が取れないみたいで嫌だ。
「で、気を失っちゃった涼を漣くんと雅斗くんがウチまで運んできてくれたってわけですよ」
「...ん？」
「え？」
「漣と雅斗くんが...？」
「漣くんと雅斗くんがウチまで涼を運んできてくれました」
「...どうやって...」
「雅斗くんが涼の荷物持って、連くんが涼を運んできた」
「なんか私が荷物みたいになってませんか」
「確かに」
ふと、思う。
...あれ、私って気を失ってたんだよね。
じゃあ歩けなくないか。
「...お兄ちゃん」
「ん？」
「漣がわたしのこと運んできたって」
「うん」
「...どうやって」
「あー...」
お兄ちゃんは目を逸らしてココアに口を付ける。
「えっとね...こうだよ」
ココアをサイドテーブルに置き、両手を、なにか横長の大きなものを抱えるような状態にしたお兄ちゃん。
この状態から察するに。
「...それは...俗に言うお姫様抱っこというやつですか」
「そうですね、そういうことになります」
...明日ちゃんとお礼言お。
それよりも1女子として気になることが約1点。
「...最近太ったんだよね」
「大丈夫、涼はむしろもっと太ったほうがいいよ」
「朝ラン再開しようかな」
「あ、じゃあお兄ちゃんもやる〜」
「じゃあ明日からね」
「分かった」
中学生の時に行い高校受験の忙しさを理由に辞めた朝のランニングを再開しようと決めた夕方の一時。
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Noel*26(プロフ) - いちごさん» なお許可は取っていない模様（） (2020年4月1日 15時) (
レス) id: 3a6dfc07f6 (このIDを非表示/違反報告)
いちご - ド派手に身バレしとって草 と言うか身バレしてるという方が見バレな気もするｗ (2020年4月1日 11時) (レス) id: b234dff780 (このIDを非表示/違反報告)
Noel*26(プロフ) - いちごさん» 39話で身バレ案件するから覚悟して欲しい（）今の涼ちゃんのほうが書きやすいんだよね笑みんな真面目ちゃんだと面白くないし（正当化） (2020年3月28日 2時) (レス) id: 3a6dfc07f6 (このIDを非表示/違反報告)
いちご - 涼ちゃんなんだかキャラずれてきてない？ｗｗまあこれも好きだし良いけどさｗあとね身バレせんでね皆危機になるからねｗｗｗ (2020年3月28日 0時) (レス) id: 9a5403874f (このIDを非表示/違反報告)
Sari(プロフ) - Noel*26さん» バグが起きるとは思わなくてコメント遅くなってごめんよ、、(でしょ？自分でも気に入ってるw) (2020年1月31日 19時) (レス) id: 656a175c77 (このIDを非表示/違反報告)
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