bergamot

１０。 ページ11

鞄を持ってきてくれた漣と合流し、部活見学をすることに。
とりあえず体育館にやってまいりました。

「バスケットボール部」
「雅斗くん入ったら？」
「んー...まあ、面白そうな部活なかったら入ろうかな、って感じ」
「候補には入ってるんだ」
「まあ...経験者ですから」
「大会出たことあるんでしょ？だったらスカウトとか来ないのかな」
「そんな狭い世界じゃないから...」

　雅斗くん、苦笑。

彼は全国中学バスケットボール大会なるものに出場し、バッチリ活躍した経験を持つのだ。
地域予選を突破し、予選リーグも難なく突破しながらも、決勝トーナメントで優勝最有力候補と言われていた東京の中学校に敗北してしまったのだが。

「東京の人、怖かった？」
「いや、怖くはないけど...無駄に髪型整ってた」
「さすが東京」


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「サッカー部」
「涼、マネージャーとかやれば？」
「やだ」
「なんで」
「だから、帰宅部志望って言った気が」
「せめて文化部へ入れ」
「...考えておく」
「漣は？昔サッカーやってたっしょ」
「サッカーは...もういい」
「あらそう」


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　そんなこんなで、運動部の見学を終えた。
他にも、バレー部とかバド部とかいろいろありましたね。

女子編成が今年からなのでチア部はありませんでした。誰か作ればいいのに(他人事)

「文化部ってなにがあるの」
「文化部棟行かないとわからん」
「誰も把握していないという事実」
「とりあえず行きましょうか」
「そうですねえ」

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