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...不意打ちは、やばいって。

なるべく語彙力を失わないように生きてきた俺だが、あんなこと言われたら。


__________好きなやつに、言われたら。

 そりゃあ語彙力も失いますよ。ええ。
大丈夫かな、顔赤くなってないかな。照れてるところ見られたくないんだけど。

 自らの指を頬に当て熱を取る。...絶対赤くなってるこれ。あああああ控えめに行って死にたい。めっちゃ控えめに言って死にたい。消えたい。

 いつから、と聞かれたら気づけば、と答えるしかないこの気持ちを抑えに抑えて何年経っただろう。
梓の真っ直ぐ笑う、あの笑い方とは違った妙に影のあるような優しい笑い方に惚れたのかもしれない。
どんなものも受け止めてしまうおおらかな優しさに触れたのかもしれない。

 ...もし、この気持ちを伝えたときに涼に拒絶されてしまったら。俺はどうしたら良いんだろう。
雅斗と、俺と、涼。あと、瑞起。

 この4人での中途半端な状態が結構好きで、雅斗と瑞起は俺のこの気持ちを多分察していて、だから涼がとられることもないから。この4人でいれば、いつか涼が俺の気持ちに気付いてくれるかも知れない。

 そんな僅かな希望に縋って生きている。
僅かな希望に縋って、成長して、卒業して、入学してを繰り返して。気づけばもう高校生。涼も「かわいい」から「きれい」になった。

 それでも好きで、でも怖くて。でも、好きで。

「あーあ」

小さく呟く。

なんでこんなに弱いんだよ、俺。

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いちご - 動かしてください。頼みますから!1コメ万歳 (2020年6月14日 14時) (レス) id: bc261c15a3 (このIDを非表示/違反報告)
Noel*26(プロフ) - いちごさん» story1で言ったけどな(大声)うるせえネタバレすんな まあ彼の恋が動くか否かはお楽しみに... 1コメおめでとう (2020年6月7日 11時) (レス) id: 3a6dfc07f6 (このIDを非表示/違反報告)
いちご - 雅斗くんドイツ入ってたんだ知らなかった笑また昔のようによく笑ってくれるためにはあの子が必要だね・・・ (2020年6月6日 22時) (レス) id: bc261c15a3 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:Noel*26 | 作者ホームページ:なし  
作成日時:2020年4月6日 13時

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