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驚きの度合いが凄まじかったのか、叫んだかと思えば今度は間抜け面で沈黙。
見渡せば、輪をつくった男性達が驚きを形容できずに唖然と放心しているなんて、珍しいというか面白いというか。
原因であるのは自分の筈なのに、慌てる人を見ていると自分はやけに冷静になれてしまう。
実に愉快な光景、そして一寸でも間違えば修羅場。
都合の悪いことは忘れやすいのが人、シリアスから一変して内心コミカル。
「＿＿か、かかっ、河村ぁ!?」
桁外れの声量と肩にかかる振動が、無言に耐えかねて吹き出す直前の僕めがかて一度に襲いかかり、久しく動かしていなかった肩部の関節が音を立てる。
錯乱状態なのも相まって力加減がわかっていない様子の須貝さん、年長の彼が取り乱す様は割とよく見る光景だったり。
先程の叫びを合図に、糸が切れたように皆が音を取り戻す。
ざわざわ、耳に入るノイズにも似た何種もの類語達。
いつもは聡明で、効率の塊みたいな人種が。
たった一つきっかけを与えれば、柵から飛び出す羊のようにこんなにも統率力の欠片も感じられぬ様になるものなのか、と。
「そんなに意外か、僕にパートナーが居たら」
「意外も何も予想だにしてなかったわ!!」
「ホンマ、目から鱗やわ……」
「……河村、なんでそんなににやけてるの？」
「まさか惚気……」
「惚、えっ……んっ!?!!??!」
「あ、ちなみにこの人は恋人でも愛人でもないんだけどさ」
「違ぇの!?どっちなんだもうっ!?!!?!?!」
誰がどんな台詞を吐いたかは想像と推測に任せようと思う。
「ちなみに居候だけどね」
「それはそれで問題だよ河村!?」
珍しく怒号を鳴り響かせる福良をスルーしながら、卓上のスマホを回収してスワイプ＿＿するのを思い留まりタップして拡大。
腰まで伸びた白髪は髪留めで団子状に纏められ、無地のトレーナーとジャージズボンという安易な服装の彼女が静止画として佇んでいる。
羽毛の耳は作った前髪で隠して、羽は服の中に仕舞い込んで、なるべく人からしたら異形な部分は隠した格好。
見れば見るほど人外であるとは思いにくい。
「興味なさそうにあしらってる割には」
結構気にかけてるみたいですね？と含み笑うは忌々しき伊沢。
他のメンバーが何やら論争を繰り広げる最中、僕にだけ聞こえるか聞こえないかの音量で彼が囁く。
騒ぎにはなっても大事にはならないと踏んでいたのに。
油断ならぬ天敵を横目に、再炎上覚悟。
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やまうみ。 - 山さん» ありがとうございます！許可とらなくても良いんですか...？やっちゃいますよ...？山様も、僕の作品で書きたいものがあればどうぞどうぞ(無いと思うけど) 注意書しておきます、ありがとうございます！これからも続く限りずっと応援と尊敬と敬愛を忘れません！ (2019年10月22日 10時) (
レス) id: e8e6962fde (このIDを非表示/違反報告)
山(プロフ) - やまうみ。さん» 全然大丈夫ですよ、寧ろ許可なんて貰わなくてもどんどんインスパイアして貰えば…… 注意して欲しいこと……は、そうですね。万が一読者様に『パクりなんですか？』と聞かれたら事情説明がややこしそうな気も……その作品の中で注意書きは書いた方がいいですかね？ (2019年10月22日 9時) (レス) id: c5ddeb2343 (このIDを非表示/違反報告)
山(プロフ) - echoeighter8さん» 了解しました！他の作品も急ぎ足で書きますのでお楽しみに…… (2019年10月22日 9時) (レス) id: c5ddeb2343 (このIDを非表示/違反報告)
やまうみ。 - 「時間制限賃貸彼氏」という作品をお相手と所々を改変して書かせていただいてもよろしいでしょうか。いや、ダメだったら全然断っても良いんです！この間のは拒否権がない感じになってしまったので。良いかダメか、注意してほしいことなど教えてください！ (2019年10月22日 8時) (レス) id: e8e6962fde (このIDを非表示/違反報告)
echoeighter8(プロフ) - 山さん» 続編書いていただけるなら全然待ちます！ (2019年10月21日 13時) (レス) id: a38f594748 (このIDを非表示/違反報告)
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