恋人の定義 ページ6
「おーし。終わったぞ〜」
30分程して作業を終えたマサイ
椅子を回転させベッドの方へ体を向ける
するとAは人差し指を唇の前に翳し囁くように話す
「見て···可愛い」
チクワはAの腕枕で眠っていた
マサイは音を立てないよう立ち上がりベッドへと腰掛ける
「安心しきった顔してんな」
チクワの寝顔を見て優しく微笑むマサイ
マサイはAの腕の中で眠るチクワに近付き頬を寄せる
こうして近くで見ると改めてドキドキしてしまう
マサイはそのまま横になり
チクワを挟んでベッドで向き合う2人
「あのさ、俺思ったんだけど·····」
「カップルって·····何するんだっけ?」
「·····はっ?」
マサイの質問の意味が分からず
疑問符を浮かべるAにマサイは続ける
「いや、誰かと付き合うの久しぶり過ぎて。前の彼女と普段どうやって過ごしてたっけなぁ···ってなったんだわ」
確かに。
いざ恋人になったのはいいが···普段から一緒に居て
その状態が互いに触れ合う事がないだけでほぼ恋人みたいな過ごし方だった
「今までしょっちゅう一緒に居たもんね」
「だろ?恋人ってなんだ?」
「うーん···とりあえずデートに出掛けてみるとか?」
「デートかぁ···。Aはどこか行きたい所あるの?」
マサイの質問にAは考え込む
デートと言っても2人で外を歩けば気づかれるリスクも考えなければいけない
目立たず
人目につきにくく
イチャコラ(願望)出来る場所·····
-!!!!-
「ある。水族館。夜やってるやつ」
それを聞きマサイは何かを考えている
「アクアパークに行ってみるか?夜までやってる水族館でデートスポットって聞いた事あるぞ」
「行く!!行きたい!」
Aの食い付きに苦笑いするマサイ
「どんだけ興奮してんだよ〜。わかったわかった。連れてってやるよ」
「いつ行く???」
キラキラした瞳でマサイを見つめる
「今日はお互い予定ないしな、夜になったら行ってみるか?」
「ヤッホーーーーイ!!デートだぁぁぁーー!!」
Aの叫びで寝ていたチクワが目を覚ます
「ごめんチクワ!!嬉しすぎてつい」
チクワをワシャワシャと撫でながら嬉しそうにしているAをマサイは優しい目で眺めていた
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JADE(プロフ) - 鰤塩度@掛け持ち野郎さん» ありがとうございます🥰ちょこちょこ更新ですが頑張ります😆 (2022年10月15日 16時) (レス) id: 71c576afd7 (このIDを非表示/違反報告)
鰤塩度@掛け持ち野郎(プロフ) - 何度読んでもキュンときますね・・・!めっちゃ好きです♡体調に気をつけてくださいね〜!応援してますよ!!! (2022年10月15日 10時) (レス) @page42 id: 06723de847 (このIDを非表示/違反報告)
JADE(プロフ) - 図書館浸りの青月@カメカメサワーズ更新さん» コメありがとうございます☺️嬉しいお言葉ありがとうございます😭執筆の励みになります☺️今後ものんびり更新していきますので楽しんで頂けたらと思います🥰 (2022年10月10日 21時) (レス) id: 71c576afd7 (このIDを非表示/違反報告)
図書館浸りの青月@カメカメサワーズ更新(プロフ) - コメント失礼致します。とてもドストライクな物語で、お気に入り登録させて頂きました💕 ストーリーもキャラも設定も良く、読み進める度ドキドキワクワクでした...! 続きとても楽しみにしております! (2022年10月10日 20時) (レス) id: ae8919c11c (このIDを非表示/違反報告)
JADE(プロフ) - 鰤塩度@掛け持ち野郎さん» コメありがとうございます😭めちゃくちゃ嬉しいです😊今後ものんびり更新してきますので読んで楽しんで頂けたらと思います🥰 (2022年10月10日 19時) (レス) id: 71c576afd7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:JADE | 作成日時:2022年10月5日 0時