恋って落ちるものなんだ ページ41
「ねぇマサイ···」
「なんだ?」
「美人さんがマサイを好きだって迫っても···本当に浮気しない?」
不安げに聞くAにマサイは笑って答えた
「彼女がいるからな。彼女は1人で充分だろ」
Aは恐る恐る聞く
「···夏希ちゃん···ずっとマサイの側にいたね。マサイの事が本当に好きなんだと思う」
恋い焦がれガールの行動力にAは不安が拭えなかった
「あぁ···。なんだヤキモチか?」
「そうだよ。めちゃくちゃ嫉妬してるよ。でもあんな美人な子が側にいるのにマサイ全然楽しそうにしてなかったね。目も合わせてなかったし。前なら美人さんを見たら嬉しそうにしてたマサイがだよ?」
意外にちゃっかり見てたんだな
「なんか俺の美人センサーが故障してるみたいでな。美人な人を見ても見る気が起きねぇの。これ病気かも知れねぇ」
「どんな病気よそれ。美人さんに興味なくなったって事はやっぱり私に惚れたんじゃない?ほらマサイって鈍感だから。恋に落ちた事に気づいてないんじゃない?」
いつもみたいに笑うA
この笑顔の為なら何でも頑張れる気すらしてくる
「···そうかもな。俺、恋に落ちたかも」
そんな簡単に惚れるかよ。
いつも通りそう返ってくると思っていたのに
「えっと···マサイ疲れてる?」
疑いの眼差しを向ける
「いつも通り元気だわ。なんだよ、俺を惚れさせたかったんだろ?」
そうなんだけど·····。
急にそうだと言われると、しどろもどろな反応になってしまい
「恋ってさ、なんかいいなぁって好きになって恋するって思ってたけど、いきなり落とし穴があって沼に落ちて···そこから抜け出せねぇのが恋なのかもな」
ごめん。よくわかんない。
「つまり私は落とし穴って事?」
「うん。しかもわざわざここに落ちてくださいって頼まれて落ちたパターンな」
独特な見解にマサイの天然ぶりが覗き見える
「まだ俺自身も戸惑ってるしはっきりしない所もあるけど、お試し期間が終わるまでにはちゃんと自分の気持ちをAに伝えるよ」
「わかった。マサイの気持ちの整理がついて答えが出せたらでいいからさ」
「じゃあそろそろ戻るか?みんか練習始めてるよ」
「そうだね」
2人は体育館へと戻り
「2人ともどこ行ってたんだよ。なんだ?実はデキてんのかお前等」
シルクがからかう
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JADE(プロフ) - 鰤塩度@掛け持ち野郎さん» ありがとうございます🥰ちょこちょこ更新ですが頑張ります😆 (2022年10月15日 16時) (レス) id: 71c576afd7 (このIDを非表示/違反報告)
鰤塩度@掛け持ち野郎(プロフ) - 何度読んでもキュンときますね・・・!めっちゃ好きです♡体調に気をつけてくださいね〜!応援してますよ!!! (2022年10月15日 10時) (レス) @page42 id: 06723de847 (このIDを非表示/違反報告)
JADE(プロフ) - 図書館浸りの青月@カメカメサワーズ更新さん» コメありがとうございます☺️嬉しいお言葉ありがとうございます😭執筆の励みになります☺️今後ものんびり更新していきますので楽しんで頂けたらと思います🥰 (2022年10月10日 21時) (レス) id: 71c576afd7 (このIDを非表示/違反報告)
図書館浸りの青月@カメカメサワーズ更新(プロフ) - コメント失礼致します。とてもドストライクな物語で、お気に入り登録させて頂きました💕 ストーリーもキャラも設定も良く、読み進める度ドキドキワクワクでした...! 続きとても楽しみにしております! (2022年10月10日 20時) (レス) id: ae8919c11c (このIDを非表示/違反報告)
JADE(プロフ) - 鰤塩度@掛け持ち野郎さん» コメありがとうございます😭めちゃくちゃ嬉しいです😊今後ものんびり更新してきますので読んで楽しんで頂けたらと思います🥰 (2022年10月10日 19時) (レス) id: 71c576afd7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:JADE | 作成日時:2022年10月5日 0時