Trial Lover 〜お気に召しました？〜１

波乱の幕開け ページ5

２人は向き合い



「じゃあ２ヶ月の期間限定お試しカップル生活、よろしくね？２ヶ月過ぎてもマサイから別れなかったらその後はクーリングオフ効かないからね？」




そう笑うAにマサイもつられて笑う



「２ヶ月持つのかな俺達。まぁお試し期間って考えたら確かに身構えなくていいから気楽なのかもな。俺の事が嫌になったらAからもちゃんと言えよ。俺も言うから」




こうしてゴリ押しで２ヶ月の期間限定カップル生活を始める事になった２人




２ヶ月の間にマサイを私の虜にしてやる!!



そう息巻くAだった

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【翌日】


昨日はお互い撮影がありあのまま別れた２人



いつものように会う約束をしたAはマサイの家に向かう



自分で言い出したトライアルとは言え·····



緊張するんだなぁこれが。



昨日から彼氏彼女の関係(一応)だが想いが一方通行だもんね

　

そんな事を考えていると早くもエントランスに到着したA




-ピンポーン-



ロックが解除されエレベーターへ向かう



ボタンを押すと上から下降している最中だった



扉が開くと中からシルクが出てきて




「おう。珍しいなマンション内で会うなんて」




「確かに。どこか出掛けるの？」



「うん、コンビニに酒のつまみでも買いに行こうかと。Aはまたマサイん家か？」




メンバーもAとマサイの仲の良さは知っていて



お互いが家を行き来しているのは知っていた



しかしトライアル期間の事は知らない



マサイと２ヶ月後、関係を継続するようなら打ち明けようと決めていた



「うん、じゃあまたね」



「おー。じゃあな〜」



エレベーターに乗りマサイの部屋の前まで行くと緊張が増してきて



インターホンを鳴らし鍵が開くとAはいつものように部屋へと入る




「チクワ〜相変わらず可愛いなぁ」



お出迎えしてくれるチクワの可愛さったらないね



チクワを抱っこしながらPC作業をしている部屋へと入る



「お邪魔しまーす」



「おう」



チクワを抱えたままAは作業部屋の2段ベッドの下段に腰掛ける



目の前ではマサイが何かを打ち込んでいて



「ちょっと待ってて。キリ良いところまで終わらせるから」



その間Aはベッドへ寝転がりチクワと戯れていた

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