カワウソの片割れ ページ35
「チクワ、Aが俺の事大好きだってさ」
膝に乗るチクワに話しかける
Aという言葉にチクワは反応して
「残念。今日は来ないよ。淋しいのか？」
チクワは顔を伏せる
「だよな。またすぐここに来るから待ってろよ」
ベッドに入るとマサイはベットボードに飾ったカワウソの片割れを手に持つ
ぬいぐるみを抱き締めて眠るなんて俺らしくねぇな
マサイは隣にぬいぐるみを置くと布団を被り
薄れていくAの匂いを感じながら眠る
早く会いてぇな·····。そんな事を思いながら。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
体育館には既に十数人程が集まっていて
シルクを筆頭にメンバーが中へと入ると皆が次々と挨拶を始める
マサイは挨拶をしながら目線はAを探していた
後方の扉からAが他のクリエイター達と現れ
お互いの目線が合うと２人は周りにわからないようにそっと微笑む
秘密の恋ってこんな感じなのかな
少し緊張してしまう
「遅れてくる人も10名位いますが、とりあえず今いるメンバーで始めようと思いますー！」
集合をかけた同期が声をかけると皆各々同じチームメンバーで練習したい種目に分かれる
マサイとAは同じ赤チームに決まっていた為一緒に練習する事になった
「おはよA」
「おはようマサイ。よく眠れた？」
「おぉ。ぐっすり寝たわ。Aも眠れた？なんか顔色悪くないか？」
マサイは少し疲れたような顔のAを見て心配する
「そう？気のせいだよ」
そう言って笑うA
少し気にはなったがAは気のせいだと言ってるし
マサイは練習に集中する事にした
「マサイさん」
名前を呼ばれ振り向くと先日の打ち合わせで新しく所属した女性がいた
俺のファンだって言ってた人だよな···
「先日挨拶させてもらった夏希(なつき)です。先日はありがとうございました！今回チーム分けで一緒になったみたいで。めちゃくちゃ嬉しいです」
そう言って笑う夏希
「一緒のチームなんだ。よろしくね」
挨拶をしメンバーの元へ向かうマサイの後を夏希が追いかける
「私、本当にマサイさんの大ファンで。こうして一緒に参加出来てめっちゃ嬉しいです」
さぞかしモテるだろう端正な顔立ちの夏希
以前のマサイなら目の保養とばかりに喜んでいただろう
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JADE(プロフ) - 鰤塩度＠掛け持ち野郎さん» ありがとうございます🥰ちょこちょこ更新ですが頑張ります😆 (2022年10月15日 16時) (
レス) id: 71c576afd7 (このIDを非表示/違反報告)
鰤塩度＠掛け持ち野郎(プロフ) - 何度読んでもキュンときますね・・・！めっちゃ好きです♡体調に気をつけてくださいね〜！応援してますよ！！！ (2022年10月15日 10時) (レス) @page42 id: 06723de847 (このIDを非表示/違反報告)
JADE(プロフ) - 図書館浸りの青月@ｶﾒｶﾒｻﾜｰｽﾞ更新さん» コメありがとうございます☺️嬉しいお言葉ありがとうございます😭執筆の励みになります☺️今後ものんびり更新していきますので楽しんで頂けたらと思います🥰 (2022年10月10日 21時) (レス) id: 71c576afd7 (このIDを非表示/違反報告)
図書館浸りの青月@ｶﾒｶﾒｻﾜｰｽﾞ更新(プロフ) - コメント失礼致します。とてもドストライクな物語で、お気に入り登録させて頂きました💕 ストーリーもキャラも設定も良く、読み進める度ドキドキワクワクでした...！ 続きとても楽しみにしております！ (2022年10月10日 20時) (レス) id: ae8919c11c (このIDを非表示/違反報告)
JADE(プロフ) - 鰤塩度＠掛け持ち野郎さん» コメありがとうございます😭めちゃくちゃ嬉しいです😊今後ものんびり更新してきますので読んで楽しんで頂けたらと思います🥰 (2022年10月10日 19時) (レス) id: 71c576afd7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：JADE | 作成日時：2022年10月5日 0時
