涙を返して ページ27
「···············」
冷めた目で見つめるAに
「悪かったって。だってめちゃくちゃ怖かったんだぞ！？変な音したりシルクが首痛いとか影響出てたりさ。ダホなんて泣いてたぞ！？」
「別れ話かと思って凹みかけた私の涙を返せ。今すぐ返せ」
その言葉にマサイは
「そんなすぐ別れる訳ないだろう。でも勘違いさせちゃったのは悪かったから謝るよ。ごめんな」
そう言ってAの頭を撫でる
「···怪我とかトラブルとか何もなかったから良いよ。マサイが無事ならそれでいいし」
マサイの腰に手を回し身体を預けるA
その姿がなんだか愛おしくて
「ごめんな〜。本当悪かったよ。1人じゃ怖くて。会いたくなったんだよ」
かっこ悪くて怖いなんて言えなくて
でもAを泣かせてしまう位ならかっこ悪い自分をさらけ出した方がマシだ
「もう謝んなくていいよ。マサイが怖がりなの知ってるし。会いたい人に私を１番に思い浮かべてくれたなら嬉しいし」
嬉しそうに笑うA
「やっと笑った〜。泣かせといて言う台詞じゃねぇけどAの笑った顔見ると安心する」
お互いに見つめあい笑い合う
「無事も確認出来たし帰ろうかな」
抱きしめているマサイの腕から離れようとするA
しかしマサイは力を強めAを離さない
「マサイ？離してくれないと帰れないんだけど」
「なんで帰るの？俺怖くて1人で寝れねぇーんだけど」
余程怖かったのか1人は嫌だと駄々をこね始める
「いや、さすがにお泊りっていうのは···」
「いいじゃん。手を出す訳でもないし。俺そんなに疑わしいか？」
いやぁ···それはないのはわかってるけど
「頼むよ···怖くてトイレも行けないしAが帰ったら泣くかもしれない」
あまりにも必死に懇願するマサイ
何度もお願いされAは折れた
「わかったよ。今日だけだからね？」
その言葉に喜ぶマサイ
なんだかいつもと立場が逆転していて思わず笑ってしまう
Aが居てくれると決まった途端マサイは生き生きとし始め
「俺、シャワー浴びてくる〜」
鼻歌を歌いながらバスルームへと向かった
「人の事をいつも単純単純って言うけどマサイも結構単純だよね」
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JADE(プロフ) - 鰤塩度＠掛け持ち野郎さん» ありがとうございます🥰ちょこちょこ更新ですが頑張ります😆 (2022年10月15日 16時) (
レス) id: 71c576afd7 (このIDを非表示/違反報告)
鰤塩度＠掛け持ち野郎(プロフ) - 何度読んでもキュンときますね・・・！めっちゃ好きです♡体調に気をつけてくださいね〜！応援してますよ！！！ (2022年10月15日 10時) (レス) @page42 id: 06723de847 (このIDを非表示/違反報告)
JADE(プロフ) - 図書館浸りの青月@ｶﾒｶﾒｻﾜｰｽﾞ更新さん» コメありがとうございます☺️嬉しいお言葉ありがとうございます😭執筆の励みになります☺️今後ものんびり更新していきますので楽しんで頂けたらと思います🥰 (2022年10月10日 21時) (レス) id: 71c576afd7 (このIDを非表示/違反報告)
図書館浸りの青月@ｶﾒｶﾒｻﾜｰｽﾞ更新(プロフ) - コメント失礼致します。とてもドストライクな物語で、お気に入り登録させて頂きました💕 ストーリーもキャラも設定も良く、読み進める度ドキドキワクワクでした...！ 続きとても楽しみにしております！ (2022年10月10日 20時) (レス) id: ae8919c11c (このIDを非表示/違反報告)
JADE(プロフ) - 鰤塩度＠掛け持ち野郎さん» コメありがとうございます😭めちゃくちゃ嬉しいです😊今後ものんびり更新してきますので読んで楽しんで頂けたらと思います🥰 (2022年10月10日 19時) (レス) id: 71c576afd7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：JADE | 作成日時：2022年10月5日 0時
