チューチュートレイン ページ22
「ほら、直ったぞ」
ノートPCをAの前に起き不具合が起きた箇所を開く
「おぉー!!凄ーい!直ってる··マサイ天才じゃん」
褒められて悪い気はしない
「本当にありがとう〜。ごめんね、助かったよ」
感動しながら作業を再開しようとするAの肩を叩く
「んっ?どうしたの?」
「お礼は?」
「今ありがとうって伝えたけど。足りなかった?
ありがとう、Thank you、謝謝、ダンケ、カムサハムニダ···」
色んな国の言葉でありがとうを伝えるAを静止する
「違ぇーよ。色んなありがとうが欲しいんじゃなくて」
「じゃあ何?これ以上どうしろと?」
「·····お礼のチューしてみてよ」
「······マサイ、どこかで頭ぶつけた?」
訝しげな表情でマサイを見つめるA
「俺、思ったんだわ。俺達、何回かチューしたけど、全部俺からだろ?」
「うん。確かに·····」
「Aから一度もしてこないじゃん。俺はAからチューされるのを体験してみたい」
今日のマサイは何か変だ。
「マサイ·····熱あるんじゃない?」
「ねぇよ。ハイパー元気な36.4℃だわ」
ちゃっかり体温計測済みなのかよ
「という事で。いつでもウェルカムだぞ」
隣で目を閉じスタンバイするマサイ
「私はGoToマサイの準備出来てないんだけど·····」
「なんで?もうそんな恥ずかしくないでしょ」
しれっとそんな事を言うがGoToとウェルカムは全然違うんだよ···
「はーやーくー」
駄々っ子みたいなマサイにAは苦笑いする
仕方ない。どこにチューしろとは言われてないし、ほっぺで済まそう。
覚悟を決めマサイの前に行くと
「言っとくけどほっぺは無しな。Aはそういう時だけ悪知恵が働くからな」
·····。
「やっぱりな」
全部行動が読まれててムカつく
深呼吸をして
マサイに近付く
自分からするのはハードル高すぎるよ。
少し見上げるように顔を上げ
唇を触れさせた
恥ずかしさで俯いてると
「·····されるのも悪くないな」
見上げれば満足そうなマサイの顔
「ちょっともう一回し·····」
言い終わる前にマサイを蹴る
「だからー!蹴るなっつてんの!」
「ふざけた事を言うからでしょ!!」
Aが反論する
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JADE(プロフ) - 鰤塩度@掛け持ち野郎さん» ありがとうございます🥰ちょこちょこ更新ですが頑張ります😆 (2022年10月15日 16時) (レス) id: 71c576afd7 (このIDを非表示/違反報告)
鰤塩度@掛け持ち野郎(プロフ) - 何度読んでもキュンときますね・・・!めっちゃ好きです♡体調に気をつけてくださいね〜!応援してますよ!!! (2022年10月15日 10時) (レス) @page42 id: 06723de847 (このIDを非表示/違反報告)
JADE(プロフ) - 図書館浸りの青月@カメカメサワーズ更新さん» コメありがとうございます☺️嬉しいお言葉ありがとうございます😭執筆の励みになります☺️今後ものんびり更新していきますので楽しんで頂けたらと思います🥰 (2022年10月10日 21時) (レス) id: 71c576afd7 (このIDを非表示/違反報告)
図書館浸りの青月@カメカメサワーズ更新(プロフ) - コメント失礼致します。とてもドストライクな物語で、お気に入り登録させて頂きました💕 ストーリーもキャラも設定も良く、読み進める度ドキドキワクワクでした...! 続きとても楽しみにしております! (2022年10月10日 20時) (レス) id: ae8919c11c (このIDを非表示/違反報告)
JADE(プロフ) - 鰤塩度@掛け持ち野郎さん» コメありがとうございます😭めちゃくちゃ嬉しいです😊今後ものんびり更新してきますので読んで楽しんで頂けたらと思います🥰 (2022年10月10日 19時) (レス) id: 71c576afd7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:JADE | 作成日時:2022年10月5日 0時