抱きしめて強くkissをして感じたい ページ37
鍵を開けAを引き離そうとするとが離れず
本当酔ってんな。可愛いけど。
「家に着いたぞ。俺は入らねぇから自分でベッドに行けよ」
いつも自分の家ばかりでAの家には入った事がなく
玄関先にAの荷物を置き、話し掛けるが引っ付いて離れず
マサイは諦めAを支えながらベッドに連れて行く
初めて入るAの部屋は色んな物が置かれているが几帳面な性格を表しているのか綺麗に整頓されていて
「ほら、もう寝ろ。俺は帰るぞ」
ベッドに寝かせるが首に手を回しマサイを離さないA
ベッドに膝を付きAに体重がかからないようにしながら手を解くがその手が今度は背中に回され
俺にも我慢の限界があるんだけどな
触れたい欲を必死に抑えいつも抑制していた
Aの背中に手を滑り込ませ抱き抱えるように抱き締める
抑えていた気持ちが溢れ
Aの首筋に顔を埋めた
暫くそうして抱き合い
耳元で聞こえる寝息にマサイは思わず笑いだす
ずっとこのままでいられたらいいのに····
いつまでも離したくなかった
温もりを感じていたかったから
首筋に顔を埋めたまま微睡む
その匂いに落ち着く自分がいて
Aの手の力が抜け背中から滑り落ち
マサイはようやく身体を離した
名残惜しむ様にAを見つめ
布団を掛けると玄関に向かい鍵を閉めポストに入れた
我慢出来ずに抱き締めたけど···きっと覚えてないだろう
覚えてたらセクハラだって騒ぎそう
苦笑いを浮かべながらマサイは停めた車に乗り自宅へと戻った
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
翌朝目を覚ましたA
酔った勢いでマサイに抱き着いていた自分をしっかりと記憶していた
マサイに触れられない事に限界がきていた故の行動で
絶対欲求不満だと思われてるよ
そして····Aは驚いていた
マサイが自分を抱き締め返した事に
身体にかかった重みも覚えている
抱き締められたまま眠ってしまい
布団を掛けられている所を見ればマサイは自分を寝かせ帰ったという事
何もしなかったって事は魅力がなかったという事で
あのまま抱いて欲しかった····
何故抱き締め返したのかはわからないままで
やっぱり自分はマサイの恋愛対象には入らない
それを痛感していた
84人がお気に入り
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:JADE | 作成日時:2023年1月16日 22時