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行動の意味 ページ13

Aを自宅前で降ろしマサイも家路へと向かう



部屋を片付けながらマサイはずっと考えていた



Aの行動の意味を·····


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

昼過ぎになり撮影の為メンバーが順にマサイの家に集まり始め



「なぁシルク」



撮影までゲームをする他のメンバーを眺めながらスマホをいじるシルクに話し掛ける




「女がさ···泣きながら男の頭を撫でるって·····どう言う意味があると思う?」



マサイの質問に



「ごめん、何言ってるか全然わかんねぇ。何だよそのシチュエーション」



「だよな···うーん。なんて説明すればいいんだこれ」



マサイは唸りだし



「質問を変えるよ。好きでもない男の頭を撫でて泣く女·····その心は?」



マサイなりに考えて質問する



「あー···まだよくわかんねぇ」



「なんだよ!分かれよ!」



「何揉めてるの?」



2人の話しにンダホが加わり



マサイはンダホにも同じ質問をする



「なるほどね···。うーん·····多分だけどその女の人はその男の人の事を好きなんじゃないかな。好きじゃなきゃ触れようともしないでしょ」



その言葉にマサイはフリーズし



「····いや、それはねぇ。好みじゃないって散々言われたし·····」



「何だよ。マサイの話なのかよ。分かりにくい説明せず話せよな」



シルクが文句を言う



「泣いてたのは何か事情があって気持ちを伝えられないとかなんじゃないかと思うけどな」



続くンダホの言葉



「·····いや、有り得ないな。ないない。絶対ない」



だって彼氏がいるのだから



Aの好みの許容範囲外だし



「じゃあもう分かんない。それくらいしか思い浮かばないし」



ンダホはそのままゲームに戻り



「何、優奈と別れたと思ったらもう好きな奴いるのかよ」



「多分、優奈と付き合った時にはもう気持ちがあったんだと思う。それを自覚したのは最近。だからなのか優奈とも上手くいかなくて別れたし···でも遅かった。他の男に取られちゃったからな」



目を伏せ寂しげに話すマサイ



「恋愛なんてそんな順調に上手くいく事ばかりじゃねぇもんな·····やけ酒なら付き合うから」



そう笑うシルクにマサイも笑い



「幻の女は振り出しに戻ったし好きな女は他の男に取られたし···やけ酒するか」



「じゃあ今日の夜、家に来いよ。とことん付き合ってやるよ」



その言葉にマサイは頷き



謎が残ったままのAの行動の意味を考え続けていた

君が笑うだけでただ嬉しくて→←あなたを愛しています



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作者名:JADE | 作成日時:2023年1月16日 22時

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