季節が雪を降らした ページ8
モトキの言葉にAは涙顔で頷き
「···家に帰ろう。雪も積もってきたし···」
モトキに手を引かれAは歩き出す
「···後で彼に電話するんだろ？俺も隣で一緒に居てもいいかな？···どうしても伝えたい事があるから」
「·····うん」
家に戻りモトキは温かい飲み物を用意しAに手渡す
「すぐに部屋も温まるから。それまでこれで温まってて」
ブランケットをAの膝にかけ隣に座るとその肩を抱き寄せた
「···勝手に怒って、別れたとかそんな一方的な言い方をしてごめん···」
怒り任せに吐いた言葉を後悔していたモトキ
「ううん。あの状況なら疑われても仕方ないし···モトキに1番最初に言うべきだった。これからは何かあっても必ずモトキに初めに話すから。私もごめんね」
そう言ってモトキの肩に頭を乗せる
「···彼に電話しようか」
「うん·····」
AはLINEからヒロのトーク画面を開き通話を押すとスピーカーに切り替えた
「A···どうだった？」
初めて聞くAの相手の声
画面に映るヒロと言う文字
モトキは画面を眺めながら話しに耳を傾ける
「·····妊娠してなかった···。さっき産婦人科に行って確認したから間違いないよ」
Aの言葉に電話の向こうでヒロは深く呼吸を吐き
「そっか···ごめん···不安にさせて」
「ううん。ヒロだけじゃない···私にも責任はあるから····あと···今ね隣にモトキが居るの·····」
そう聞いたヒロは黙り込み
「····ヒロさん初めまして。モトキです」
「·····初めまして」
２人に沈黙が流れ
「突然すみません。どうしても伝えたい事があって」
「···Aさんと一度だけ関係を持った件ですか？」
ヒロはモトキとAが付き合ってなかった期間だったが関係を持った事を問い質されるかと思っていた
「それも関わってきますが···同じ男として１つだけどうしても伝えたくて。今回A１人が妊娠したかもしれない不安や怖さと闘ってました」
ヒロはモトキの言葉に耳を傾ける
「···今後誰かとそういう事があれば責任としてきちんと対応して下さい。···男として最低限それはやらなきゃいけない事なので」
Aはヒロに諭すように話すモトキを見つめ
「どんな状況でもそれだけは守って欲しい。妊娠すれば産まれるまで子どもの全ての責任を負うのは男じゃなく女性なんですから」
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JADE(プロフ) - みーさん» 変換ミスってましたー😭ご指摘ありがとうございます😭修正致しました🥰 (2023年1月21日 10時) (
レス) id: 71c576afd7 (このIDを非表示/違反報告)
みー - 明里でしたっけ…？朱里じゃありませんでした？間違えてたらごめんなさい (2023年1月21日 10時) (レス) @page19 id: 676662ed47 (このIDを非表示/違反報告)
JADE(プロフ) - ゆらさん» ありがとうございます😊更新頑張ります〜🥰 (2023年1月14日 17時) (レス) id: 71c576afd7 (このIDを非表示/違反報告)
ゆら(プロフ) - モトキの恋愛がさとうもかさんのmelt bittrって歌に合いすぎて聴きながら見てます🫶🏻更新楽しみにしてます❕頑張ってください💞 (2023年1月14日 16時) (レス) @page5 id: 8a523b4b5d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：JADE | 作成日時：2023年1月13日 0時
