奈落は私を喰らうのでしょう ページ31
朱里を部屋に上げ
気まずい時間が流れる
モトキにすぐに連絡すべきかどうかをAは悩んでいた
「あの···ありがとうございます。さっきはすみません」
少し冷静さを取り戻した朱里がAに謝る
「いえ、大丈夫ですか？何か飲み物持ってくるのでここで待っててください」
そう言って下に降り
「あの人って友達？」
下の階に居る純がAに問い掛ける
「んー··多分その内分かるだろうし···あの人はモトキの元カノ。前に純も公園で会った事あるよ」
その言葉に純は驚き
モトキの子どもではなかった事
朱里は出て行った事
それ位しか聞かされてなかった純
「嘘···前に見た時と全然違うよ？本当に同一人物？」
「私も驚いてる所。飲み物届けてくるから。あと···まだモトキには言わないで。事情を聞いたら私から言うから」
念を押しAは上の階へと戻り
「どうぞ」
「ありがとうございます···」
Aから飲み物を受け取り
「あの··モトキとはあれから···その·····」
「えぇ。あれからも変わらず···今も一緒に居ますよ」
「そうですか····良かった」
どこかホッとした表情の朱里
「何が良かったんですか？」
Aの質問に
「···私のせいで２人を引き裂いて·····あれからずっと後悔していたので。今更だと思われるでしょうけど·····」
この人のせいでモトキと引き裂かれ
２度と味わいたくない喪失感に襲われた
ヒロとの過ち
妊娠騒動
全ての元凶をこの人が産み出した
今更後悔していると言われても時間は戻せない
葛藤する心を抑えながらAは今回突然現れた理由を訪ねた
「それよりも···どうして突然現れたんですか？」
朱里はその質問に俯き
ぽつりぽつりと話し始めた
あれからあちこちを転々としていた事
色んな男の人と生活をしていた事
今年に入り付き合った男性に騙され借金を背をわされた事
その借金のせいで強制的に夜の店で働かされている事
「そこから逃げ出してきて···行動を監視されてるからスマホも持ち出せなくて···」
「だからここに来たと？」
「···その前に優真に会いに行ったんです···自分で置き去りにした癖に···置いていった日から思い出す事も多くて···でも会う資格もないから一度も会いに行きませんでした」
朱里はそう話し
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JADE(プロフ) - みーさん» 変換ミスってましたー😭ご指摘ありがとうございます😭修正致しました🥰 (2023年1月21日 10時) (
レス) id: 71c576afd7 (このIDを非表示/違反報告)
みー - 明里でしたっけ…？朱里じゃありませんでした？間違えてたらごめんなさい (2023年1月21日 10時) (レス) @page19 id: 676662ed47 (このIDを非表示/違反報告)
JADE(プロフ) - ゆらさん» ありがとうございます😊更新頑張ります〜🥰 (2023年1月14日 17時) (レス) id: 71c576afd7 (このIDを非表示/違反報告)
ゆら(プロフ) - モトキの恋愛がさとうもかさんのmelt bittrって歌に合いすぎて聴きながら見てます🫶🏻更新楽しみにしてます❕頑張ってください💞 (2023年1月14日 16時) (レス) @page5 id: 8a523b4b5d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：JADE | 作成日時：2023年1月13日 0時
