怖がらないで ページ26
翌日、編集作業の間もAは落ち着かない様子で
「どうしたの？」
いつもと様子の違うAに純が尋ねる
「何でもないよ」
そう笑って誤魔化す
「何だ、この後モトキさんとデートでも行くのか？」
和樹がからかうように話し
「会うけどデートに出掛ける訳ではないかな」
「しかし本当未だに信じられないな。この２人がまだ付き合ってるんだもん。絶対すぐ別れると思ってたのにさ」
純は未だに魔王のモトキのイメージのせいか不思議で仕方ないらしく
「残念だったね。未だに仲良しだから。モトキは甘やかしてくれるし幸せいっぱいだよ」
そう笑うAの表情の豊かさに２人は幸せな気持ちを感じていた
「本当よく笑うようになったな。その方がいいよ」
和樹の言葉にAは微笑んだ
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
「大丈夫。隣りにいるからね」
「···うん」
手紙に書かれた番号を１つずつ打ち込み
コールボタンを押す
「···もしもし？」
「あの···私····」
続く言葉が上手く出ず
「··········A？」
「·····そうです」
無言の時間が流れ
「····連絡してきてくれたんだね」
母が涙声で話す
「···１度会って色々聞きたい事があって····。会えますか？」
その質問に母は少し間を置き
「来週なら·····それでも大丈夫？」
「それで構いません」
日時と場所を決め
「じゃあ···切りますね」
そう言って電話を切ったAの手は震えていて
「····頑張ったね」
モトキがAを抱き寄せ
「来週会うまでに聞きたい事をちゃんと聞けるようにしなきゃ。話そうと思うと上手く言葉が出なくて···」
「その時思った事を素直に聞けばいいさ」
モトキの腕に抱かれ
Aは過去と向き合う事の怖さを感じていた
「いらないから捨てたって、愛してなかったって言われたら····私立ち直れるかな」
不安を吐露する
「それはお母さんに会って聞くまでは分からない。今は不安だと思うけどどんな結果になろうと俺はAを必要としてる。これだけは絶対変わらない」
２人で１つ
そんな風に支え合ってきた
「最悪な事ばかり考えてても仕方ないよね」
そう弱々しく微笑むAに
「その通り。傷付かないよう防御線を張るのは悪くないけどお母さんは会いたいって言ってくれてるんだから···信じよう」
モトキ自身も不安に駆られながらAを励ました
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JADE(プロフ) - みーさん» 変換ミスってましたー😭ご指摘ありがとうございます😭修正致しました🥰 (2023年1月21日 10時) (
レス) id: 71c576afd7 (このIDを非表示/違反報告)
みー - 明里でしたっけ…？朱里じゃありませんでした？間違えてたらごめんなさい (2023年1月21日 10時) (レス) @page19 id: 676662ed47 (このIDを非表示/違反報告)
JADE(プロフ) - ゆらさん» ありがとうございます😊更新頑張ります〜🥰 (2023年1月14日 17時) (レス) id: 71c576afd7 (このIDを非表示/違反報告)
ゆら(プロフ) - モトキの恋愛がさとうもかさんのmelt bittrって歌に合いすぎて聴きながら見てます🫶🏻更新楽しみにしてます❕頑張ってください💞 (2023年1月14日 16時) (レス) @page5 id: 8a523b4b5d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：JADE | 作成日時：2023年1月13日 0時
