さすが魔王 ページ23
その夜モトキに昼間の出来事を話したA
Aの隣で母子手帳を手に取りページをめくる
「今はまだ許せる気持ちにはならない。記憶の中のお母さんはひどい人ってイメージしか残ってないから···」
「無理に許さなくていい···Aが話してもいいと思ったら連絡すればいいんじゃないかな？」
そう言って捨てたはずの母からの手紙をモトキは差し出す
「連絡先が載ってたし···いつか必要になるかもって思ったから拾っておいたよ」
モトキの行動にAは涙して
「···ありがとう」
そう言ってモトキと抱き合った
「空気は読めないけど気は使えるからね」
モトキはそう笑っていた
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
それから数ヶ月が経った頃
モトキの部屋で寛いでいた時
「A、久しぶりにボウリングでも行かない？」
モトキがそんな事を言い出した
「ボウリングかぁ···リハビリデートの時以来だね」
「また勝負しようよ」
「いいよ。勝負なら私が勝つから」
そう言って笑う
「Aが勝ったらどうする？お願いは？」
「うーん···」
前のお願いは一度だけ抱いて欲しい···
そんな切ない願いで使った
「魔王を１日下僕にするのも悪くないよね」
「それでもいいよ。何でも言う事聞いてあげる」
「モトキの願いは？」
モトキと腕を絡め、くっつきながら問い掛ける
「俺は今が幸せだからなぁ···俺も考えとくよ」
「じゃあ明日撮影終わったら行こうよ」
「うん。楽しみだね」
モトキと付き合い始めてから色んな所へデートに出掛けた
普通のカップルみたいに過ごせる事がどんなに幸せなのかを知った
愛してるを何度言っても許される幸せ
側にいられる幸せ
「幸せだなぁ·····」
呟くように話したA
「何しみじみしてるの。幸せ過ぎって良い事じゃん」
「うん。本当に今が人生で１番幸せなの。仕事も順調だし、私には勿体ない彼氏がいるし」
「もっと言ってよ。幸せな気分になるから」
何度もキスをして愛情を表す
「こんなに幸せなら···一緒に暮らしてもいいかも」
「言ったね！？今の取り消ししないでよ？早速引っ越しの準備しなきゃだね」
嬉しそうに笑うモトキに
「慌て過ぎ。暮らしてもいいかもって言っただけでしょ」
「俺は１日でも早く一緒に暮らしたいよ」
こんなに喜ぶなら同棲してもいいかな
Aはそんな風に考えていた
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JADE(プロフ) - みーさん» 変換ミスってましたー😭ご指摘ありがとうございます😭修正致しました🥰 (2023年1月21日 10時) (
レス) id: 71c576afd7 (このIDを非表示/違反報告)
みー - 明里でしたっけ…？朱里じゃありませんでした？間違えてたらごめんなさい (2023年1月21日 10時) (レス) @page19 id: 676662ed47 (このIDを非表示/違反報告)
JADE(プロフ) - ゆらさん» ありがとうございます😊更新頑張ります〜🥰 (2023年1月14日 17時) (レス) id: 71c576afd7 (このIDを非表示/違反報告)
ゆら(プロフ) - モトキの恋愛がさとうもかさんのmelt bittrって歌に合いすぎて聴きながら見てます🫶🏻更新楽しみにしてます❕頑張ってください💞 (2023年1月14日 16時) (レス) @page5 id: 8a523b4b5d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：JADE | 作成日時：2023年1月13日 0時
