泥酔した結果 ページ2
マサイの家に移動した２人はその後も飲み続け
「マサイさん、なんとびっくりもう３時です」
ゲラゲラと笑いながらAが時計を指す
「わーぉ。丑三つ刻も過ぎちゃってんじゃん。よし帰るぞ！」
「ここマサイさん家ですよ〜。どこに帰るねーん!!」
泥酔同士で一頻り盛り上がった２人
「俺ベッドまで辿り着けねぇからここで寝るぞ。おやすみー」
床で寝ようとするマサイ
「風邪引いたら私のせいになるし。ベッドで寝てくださいよ〜」
マサイを引っ張り寝室まで引き摺る
「重っ!!ちょっと歩いてー！」
フローリングの床を利用して寝室の前までは引き摺ったA
扉を開けマサイを転がしていく
「バカ野郎!!吐くぞ！？盛大に吐くぞ！？」
「なら立って!!責任負いたくないんですよ！」
マサイを引き摺ったせいでお酒が更に回りフラフラで
立ち上がったマサイをベッドへ放り投げようとしたがバランスを崩し２人ともベッドに倒れ
「重いってば!!マサイさんどいてーー！」
Aはマサイの上半身が乗っかり身動きが取れなくなった
「なんで俺達ベッドにいんの？····何これ誘われてる？誘惑されちゃってるのか？」
笑いながらも退かないマサイ
「誘うなら私好みのイケメンを誘いますよ。マサイさんイケメンだけど好みじゃないので。さーせん」
普段なら絶対言わないであろう事をズケズケと言い放つ
「俺も誘われるなら美人な人がいいわー。Aはないわー。好みじゃねぇもん」
「じゃあ、退いて下さいよ！重いんだって!!」
退かそうと力を込めるA
「····でも抱き心地は悪くねぇな」
そう言って顔を近づけるマサイ
そして２人の唇が近付き·······(自主規制)
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
今に至る·····
全てを思い出したAは悶絶していた
出来れば詳細を忘れていたかった
しかしお酒が強いAは泥酔しても記憶が残るタイプで
「嘘だ···嘘でしょ·····有り得ない」
キスした勢いでやらかしてしまった事に酔いも冷め
·····うん。逃げよう
今ならワンチャン希望はある
マサイが覚えてない一縷の望みにかけAは静かに服を拾い素早く着ていく
雇い主のメンバーとこうなっちゃ駄目でしょ···
反省をしながらスマホのライトを頼りに鞄を見つけ
そっと部屋を出ようとすると
「···うーん」
マサイの声に緊張が走る
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作者名：JADE | 作成日時：2023年1月4日 18時
