我慢出来ない ページ36
「ねぇA···」
後ろを向くと泣きそうな純が居て
「ちょっとどこか掴んで歩いてもいい？モトキさん怒るかな？」
「大丈夫じゃない？」
そう言って純の腕を自分の荷物に掴ませる
「これなら安心？怖くない？」
「ごめん迷惑かけて。俺本当にこういうの苦手なんだよ」
落ち込む純に
「大丈夫だから。こんなに人数いるし騒がしい所に幽霊は出ないよ」
純を安心させるように話す
そんな２人をモトキは横目で眺め
純の横に移動すると
「純···鞄ならいいけど、体に触ったら···怒るからね」
ニッコリと目の笑ってない笑顔で話し掛ける
「絶対触りませんから！」
ブンブンと頭を降り潔白を証明する純
「純、モトキさんは本気で言ってないから大丈夫」
クスクスと笑いながらモトキを見つめる
車に到着すると純はAの鞄から手を離し安心した表情を見せた
機材を積み込んでいると
「···さっきの結構本気だったけど。···ヤキモチ焼かせないでよね」
モトキがコソッとAに耳打ちをした
「怖がってる人を放っておけませんから。魔王はもう少し広い心を持ったらどうですか？」
ニッコリと言い返すとモトキも笑い
「分かったよ。心の広い彼女を持つと大変だな。いくらヤキモチを焼いても足りなくなる」
そう笑って車に乗り込んだ
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
自宅に戻り暫くすると玄関の開く音が聞こえ
「今日は来ないって言ってなかった？」
この後、マサイの家でセカンダリを撮影するからと言っていたモトキ
「うん、明日に変更になった」
玄関を上がりAを抱き寄せる
「やっぱり敬語とかさん付けを使われると不思議な気分になるね。懐かしいけどさ」
「モトキが強引に敬語とさん付けを禁止にしたもんね」
当時を思い出しながら話すA
「今日泊まってく？」
自分を抱き締めるモトキの首筋にキスを落としながらAは問い掛ける
「···これ誘われてる？なら断れないな」
ドキッとする様な目線を投げかけるモトキに
「モトキのその顔、凄く好き。私にしか見せない顔だからなのかな？」
モトキの頬を愛おしそうに撫でる
「自分じゃ分からないけどAがそう思ってくれてるなら嬉しい」
Aを見つめキスをする
さっき別れたばかりなのに
我慢出来なくて会いに来る
そんな自分にモトキは苦笑いを浮かべていた
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G2Snc(プロフ) - お待ちしております🥺💖 (2023年1月7日 22時) (
レス) id: a3c85a924e (このIDを非表示/違反報告)
JADE(プロフ) - G2Sncさん» ありがとうございます☺️近日公開予定です😆 (2023年1月7日 21時) (レス) @page49 id: 71c576afd7 (このIDを非表示/違反報告)
G2Snc(プロフ) - season4、楽しみに待ってます🥺💞 (2023年1月7日 19時) (レス) @page49 id: a3c85a924e (このIDを非表示/違反報告)
JADE(プロフ) - G2Sncさん» 気に入って頂けて嬉しいです🥰ゆるゆると更新してきます〜☺️ (2022年12月20日 23時) (レス) id: 71c576afd7 (このIDを非表示/違反報告)
G2Snc(プロフ) - 魔王シリーズ大好きです！！！！！！ありがとうございます😢💗 (2022年12月20日 23時) (レス) id: 6461124838 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：JADE | 作成日時：2022年12月18日 19時
