少女の祈り ページ32
翌日から戻ったAをメンバー達も迎え入れてくれ
あの頃の日常が戻った
数日経った頃、夕方に作業も終わりスマホを見ればモトキから今からペアリングを見に行かない？とLINEが入っていて
純達に挨拶をしたAはモトキと途中で待ち合わせ街中へと向かった
「ペアリングなんて買うの初めてだから緊張してきたよ」
「大丈夫。一緒に選んで決めるだけなんだから緊張しなくていいのに」
クスクスと笑うA
２人で何軒かショップを周り
「気に入るデザインあった？」
モトキは歩きながらAに話し掛ける
「2軒目のショップが良さげじゃなかった？モトキもずっと見てたのあったでしょ？」
「うん。でもAが気に入ったのを買いたいしさ」
「モトキが見てた指輪、私も気になってたの。もう一度見に行こうか？」
２人はショップに戻り
「やっぱりこれが一番素敵じゃない？派手じゃないし落ち着いてるって言うか」
２人でそれに決めサイズを測ってもらう
引取予定日を決め精算を終えると２人は外に出る
「届くの楽しみ」
モトキは幸せそうに微笑む
「うん。クリスマスまであと少しだね」
先日見とれていたイルミネーションを見つめながら歩く
「綺麗だね。前はこんな景色を見ても何とも思わなかったのに」
モトキの呟く言葉に
「私はクリスマス自体に興味がなかったけど···今はモトキと過ごせると思うと楽しみで仕方ないの。クリスマスも悪くないね」
色褪せて見えていたモノが息を吹き返す様に色を奏で
「恋人と過ごせるんだもん。楽しいに決まってるさ。当日は七面鳥でも焼こうかな」
「さすが料理人モトキ。私は食べる係に立候補しよっと」
「それでもいいよ。一緒に過ごせるならAの為に料理位いくらでも作ってあげる」
繋いだ手を離しモトキの腕に腕を絡ませ寄り添い歩く
「恋人って感じだね。本当幸せ過ぎて怖い。何度でも言うけど本当に幸せだよ」
「私も。今ね、毎日がとっても楽しいの。前は漠然とした毎日というか。ただ生きてる···そんな感じだった」
「一緒に居てくれてありがとう。これからもずっと一緒にいれるといいね」
笑い合いながらイルミネーションの下を歩く
幸せであればある程、失う怖さが増して
モトキを失ったらどうなるんだろう
そんな怖さをどこかで感じながらAは
この幸せがずっと続きますようにと祈った
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G2Snc(プロフ) - お待ちしております🥺💖 (2023年1月7日 22時) (
レス) id: a3c85a924e (このIDを非表示/違反報告)
JADE(プロフ) - G2Sncさん» ありがとうございます☺️近日公開予定です😆 (2023年1月7日 21時) (レス) @page49 id: 71c576afd7 (このIDを非表示/違反報告)
G2Snc(プロフ) - season4、楽しみに待ってます🥺💞 (2023年1月7日 19時) (レス) @page49 id: a3c85a924e (このIDを非表示/違反報告)
JADE(プロフ) - G2Sncさん» 気に入って頂けて嬉しいです🥰ゆるゆると更新してきます〜☺️ (2022年12月20日 23時) (レス) id: 71c576afd7 (このIDを非表示/違反報告)
G2Snc(プロフ) - 魔王シリーズ大好きです！！！！！！ありがとうございます😢💗 (2022年12月20日 23時) (レス) id: 6461124838 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：JADE | 作成日時：2022年12月18日 19時
