行き交う人々は幸せそうで ページ31
一頻り２人への説明も終わり
「じゃあ明日から復帰するからよろしくね。編集は今まで通りここでやるから」
「分かった。待ってるよ」
「明後日は外ロケもあるしハードスケジュールだけど頑張ろうね」
２人と別れモトキ達はAの自宅へと向かう
「明日からの準備もあるだろうし今日は送ってったら帰るよ」
ここ1ヶ月位、ずっと一緒に居た２人
「珍しい···どうしたの？」
「たまにはAにも１人の時間も必要だろ？ここの所俺がずっと離さなかったからそろそろ負担なんじゃないかなって心配になってきたしね」
「別に負担じゃないから気にしなくていいのに」
マンションの前に着きモトキは繋いだ手を離した
「いいから。今日はゆっくり休んで。淋しくて眠れないなら夜中でもいいから連絡して。すぐ行くから」
笑顔で話すモトキに
「モトキの方が淋しくて夜中に家に来てそうだけどね。じゃあ今日はお互い１人の時間を過ごそうね」
手を振り互いを見送る
Aは部屋に戻るとまだ慣れない空間を見渡す
所々に置かれたモトキの物がどこか安心感を感じさせ
朝、モトキが脱いだTシャツがソファーに忘れられたまま置かれていて
手に取りそっと頬を寄せる
「····モトキの匂いだ」
思わずクスっと笑ってしまう
部屋を軽く片付けるとAはその足で再度外に出る
駅へと向かい電車に乗り込むとスマホの画像フォルダを開きスクショした画像を見つめる
モトキへのクリスマスプレゼントがようやく決まり
喜んでくれるかな···
好きな人へのプレゼントを買いに行く
それだけの事すらAには初めてで
いくつか決めた候補のスクショを眺めながらAは込み上げる笑みを抑えた
ショップを周りAは店員さんを呼ぶと商品を手に取り眺め
「あの、これをお願いします。プレゼント用で···」
好きな人へのプレゼントを選ぶ
それだけなのに心は弾み
周りを見ればクリスマスも間近なせいか幸せそうな顔でショーケースを眺める人達がたくさんいて
自分もどこにでもいる普通の人になれた
そんな不思議な気持ちになっていた
ラッピングが終わったプレゼントを受け取り
外に出るとイルミネーションで彩られた街中の景色を眺める
誰かと初めて過ごすクリスマス
いつも色褪せていた景色はとても綺麗で
こんなに幸せでいいのだろうか？
Aはその景色をずっと眺めていた
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G2Snc(プロフ) - お待ちしております🥺💖 (2023年1月7日 22時) (
レス) id: a3c85a924e (このIDを非表示/違反報告)
JADE(プロフ) - G2Sncさん» ありがとうございます☺️近日公開予定です😆 (2023年1月7日 21時) (レス) @page49 id: 71c576afd7 (このIDを非表示/違反報告)
G2Snc(プロフ) - season4、楽しみに待ってます🥺💞 (2023年1月7日 19時) (レス) @page49 id: a3c85a924e (このIDを非表示/違反報告)
JADE(プロフ) - G2Sncさん» 気に入って頂けて嬉しいです🥰ゆるゆると更新してきます〜☺️ (2022年12月20日 23時) (レス) id: 71c576afd7 (このIDを非表示/違反報告)
G2Snc(プロフ) - 魔王シリーズ大好きです！！！！！！ありがとうございます😢💗 (2022年12月20日 23時) (レス) id: 6461124838 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：JADE | 作成日時：2022年12月18日 19時
