同棲の練習 ページ27
「なんか一緒に暮らすみたいな気分になるな」
モトキはカゴに商品を入れながら話す
「同棲の練習みたいなものだよね」
「恋愛って最初は好きが勝って何でもフィルターがかかってて気にならないけど時間が経つと少しずつ見えてくるモノが気になったりしてさ。だから俺等は言いたい事はお互い言い合って２人で決めていこうね。ずっと一緒にいる為の努力って必ず必要な事だし」
モトキの言葉に
「恋って好きなだけじゃ成り立たないんだね。その過程をすっ飛ばして大人になっちゃったからな···」
苦笑いするAに
「だからこそ良いんじゃん。前の恋人はこうだったとか比べる所がないから。俺としては気が楽なんだけどね」
クスクス笑うモトキ
「·····モトキは今までの恋人と私を比較したり出来るもんね。どうしよう、歴代断トツで私がズボラだったら」
悩むAにモトキは
「俺は比べないから。だってみんな違って当たり前だもの。比べるのがそもそも間違ってる。ズボラも見慣れたらそこまで気にはならないから。俺が口うるさいのも慣れただろ？」
そんな話をしながら２人は必要な物を買い込み自宅へと戻った
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
時は過ぎ、Aは新居への引っ越しもしながら無事に退職の日を迎え
「ヒロ···短い期間だったけど色々ありがとう。慣れない私に親切にしてくれたり教えてくれたり·····」
「淋しくなるよ。また遊びに来てよ。勿論みんなで集まる時とかにさ」
「うん。·····じゃあ元気でね」
ヒロと別れAは新居へと向かう
鍵を開け入れば真新しい部屋の香りがして
今日から暮らすこの家でモトキと過ごす時間がどんなモノになるのか
不安も入り交じる中、Aはモトキに電話をする
「モトキ？全部終わったよ。今、家に着いた」
「わかった。今からそっちに手伝いに行くよ」
部屋の中は段ボールが積み上がり
「うん、待ってる」
電話を切りAは早速段ボールを開封し荷物を出しながら片付けを進める
10分程でインターホンが鳴りモトキの姿を確認してらロックを解除する
「お邪魔しま〜す。色々持ってきたよ」
カッターや棚を設置する為の工具などを手にモトキがリビングに入る
「流石、モトキは細かい所まで気が利くね」
拍手をするAにモトキは笑う
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G2Snc(プロフ) - お待ちしております🥺💖 (2023年1月7日 22時) (
レス) id: a3c85a924e (このIDを非表示/違反報告)
JADE(プロフ) - G2Sncさん» ありがとうございます☺️近日公開予定です😆 (2023年1月7日 21時) (レス) @page49 id: 71c576afd7 (このIDを非表示/違反報告)
G2Snc(プロフ) - season4、楽しみに待ってます🥺💞 (2023年1月7日 19時) (レス) @page49 id: a3c85a924e (このIDを非表示/違反報告)
JADE(プロフ) - G2Sncさん» 気に入って頂けて嬉しいです🥰ゆるゆると更新してきます〜☺️ (2022年12月20日 23時) (レス) id: 71c576afd7 (このIDを非表示/違反報告)
G2Snc(プロフ) - 魔王シリーズ大好きです！！！！！！ありがとうございます😢💗 (2022年12月20日 23時) (レス) id: 6461124838 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：JADE | 作成日時：2022年12月18日 19時
