本能・煩悩・幸福願望 ページ19
「話さないって決めたのに···気になって仕方ないんだもんな。Aが今日会った中に···相手···居たんでしょ？」
「うん···」
俯くAにモトキは慌てて弁解する
「ごめん、責めたい訳じゃなくて···。本当俺こんな嫉妬深かったかなって自分で驚いてる所。今までの彼女にはヤキモチ焼かなかったんだけどな···」
「モトキが知りたいなら、知って消化出来るなら話すよ」
Aはモトキを見つめ問い掛ける
「相手が誰かは分かってるんだ。あの時一緒に歩いてた人でしょ？」
「うん···。彼だよ。彼が自分に好意を持ってるって分かってて利用するみたいに···」
Aの言葉は途切れ
「彼とは今日何を話したの？昨日の電話も···彼だろ？」
Aは全て話した
一夜限りだと相手は割り切ってくれた事
友達として戻る事
編集も別々にしてまた間違いが起こらないようにした事を
全てを聞きモトキは深呼吸をすると
「話してくれてありがとう。少しモヤモヤが晴れたよ」
「必要最低限しか会わないようにするから。２度と間違いも起きない。信用してくれる？」
Aは不安そうにモトキを見つめ
「勿論信用してるよ。そこは全く疑ってない。あんなに後悔して涙を流す人が同じ事を繰り返す訳ないもの」
伏し目がちになるAにモトキは
「最後にもう１つだけ。これだけ聞いたらもう絶対にこの話は２度しないから。聞くべきか迷ったけどどうしても気になるから」
「何？ちゃんと答えるから言って」
そう言ってモトキの手を掴むA
モトキは聞きにくそうに質問を述べた
「···その人に···抱かれてる時、Aは何を考えてた？」
Aはその質問に一瞬戸惑うがモトキを見つめ
「···目を瞑ってずっとモトキの事を考えてた。忘れようとしてそうしたのに。どんなに消そうとしても消えてくれなかった···」
その言葉を聞いたモトキはどこかスッキリとした表情で
「ありがとう···言い辛い事も答えてくれて。これでこの話は２度としない。思い出さないから」
「ごめんねモトキ···苦しませて」
モトキの胸に顔を押し当て謝る
「責めるつもりはないって言ったよ。俺がいつまでもウジウジしてるのがいけなかったんだ。小さい男だな本当」
嫌気がさしたような表情のモトキ
「でも···」
Aはモトキをこうさせてしまったのは自分の責任だと責め続けていた
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G2Snc(プロフ) - お待ちしております🥺💖 (2023年1月7日 22時) (
レス) id: a3c85a924e (このIDを非表示/違反報告)
JADE(プロフ) - G2Sncさん» ありがとうございます☺️近日公開予定です😆 (2023年1月7日 21時) (レス) @page49 id: 71c576afd7 (このIDを非表示/違反報告)
G2Snc(プロフ) - season4、楽しみに待ってます🥺💞 (2023年1月7日 19時) (レス) @page49 id: a3c85a924e (このIDを非表示/違反報告)
JADE(プロフ) - G2Sncさん» 気に入って頂けて嬉しいです🥰ゆるゆると更新してきます〜☺️ (2022年12月20日 23時) (レス) id: 71c576afd7 (このIDを非表示/違反報告)
G2Snc(プロフ) - 魔王シリーズ大好きです！！！！！！ありがとうございます😢💗 (2022年12月20日 23時) (レス) id: 6461124838 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：JADE | 作成日時：2022年12月18日 19時
