後悔に苛まれ ページ14
その夜、モトキの家に泊まったA
眠るモトキを起こさぬ様にそっとベッドを抜け
倉庫として使われている部屋に入りスマホを開くと画面を見つめていた
【辞めるって何？俺は聞いてない。なんで連絡も返してくれない？】
ヒロからのLINEを返せずにいた
まだヒロも起きてるだろうとAは電話をかける
「···もしもし？」
「···やっと連絡してきたな」
その声は不機嫌で
「···ごめん」
沈黙が流れ
「···俺と関係持ったから···仕事がやり辛いから辞めるのか？」
ヒロの言葉にAは
「違う。全く別の理由···モトキと会って、モトキを避けようとして出てった。···でも一緒になれなかった問題が解決して···今はモトキと一緒に居るよ」
「···よかったじゃん。じゃあ戻ってきてくれるんだな？」
その言葉にAは少し詰まり
「···引き継ぎとかしたら辞める予定。またモトキ達のスタッフとして戻る事にしたの」
「そっか···淋しくなるな」
そう話すヒロの声はどこか悲しげで
「···ごめんなさい···ヒロの気持ちを知ってて無理矢理抱かせて···逃げるみたいに辞めるって···身勝手だよね」
Aは罪悪感が拭えぬまま話す
「悪いと思うなら俺の所に来てもいいけど？言っとくけどこれでも俺結構モテるからさ、フリーの今がチャンスだぞ」
そう言って戯けてみせる
「·····本当にごめん」
「もう謝るな。俺もそうしたくて受け入れたんだし。お互い様だろ。一夜限りだったって割り切ればいいさ」
「明日戻るから、また話そう」
「わかった。戻ってきたら声掛けてよ」
「うん。ヒロ···ありがとう」
「いいって。じゃあおやすみ」
電話を切りAは暫くその場から動かなかった
自分の身勝手な行動がヒロもモトキも傷付けて
消せない事実に藻掻き
声を殺し涙を流す
おもむろに立ち上がると顔を洗いに行き鏡を見つめる
泣き腫らした目で自身を見つめ
リビングに行き冷蔵庫からペットボトルを取り出し口に含む
寝室へ行きそっとモトキの隣りに戻ると寝返りをうったモトキがAを抱き寄せる
「···眠れなかった？」
モトキの突然の問い掛けに平静を装い
「起こしてごめん。ちょっと喉が渇いて水を飲みに行ってた···」
「１時間近くも？」
「·····」
モトキは目を開きAをじっと見つめた
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G2Snc(プロフ) - お待ちしております🥺💖 (2023年1月7日 22時) (
レス) id: a3c85a924e (このIDを非表示/違反報告)
JADE(プロフ) - G2Sncさん» ありがとうございます☺️近日公開予定です😆 (2023年1月7日 21時) (レス) @page49 id: 71c576afd7 (このIDを非表示/違反報告)
G2Snc(プロフ) - season4、楽しみに待ってます🥺💞 (2023年1月7日 19時) (レス) @page49 id: a3c85a924e (このIDを非表示/違反報告)
JADE(プロフ) - G2Sncさん» 気に入って頂けて嬉しいです🥰ゆるゆると更新してきます〜☺️ (2022年12月20日 23時) (レス) id: 71c576afd7 (このIDを非表示/違反報告)
G2Snc(プロフ) - 魔王シリーズ大好きです！！！！！！ありがとうございます😢💗 (2022年12月20日 23時) (レス) id: 6461124838 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：JADE | 作成日時：2022年12月18日 19時
