君が笑うだけでただ嬉しくて ページ13
「そんなに？いつも笑ってるつもりだったんだけどな···」
不思議そうなAに
「鏡見てこいよ。全然違うぞ？いつも笑ってても心からって感じじゃなかったし」
高校からAを見てきたシルクの意見に
「そんなに違うんだ····魔王の効果は凄いんだね。人を笑顔にさせるんだもの」
その言葉にモトキがすぐに反応する
「２人してさっきから、さらっと魔王魔王言うのやめてよ。もう悪態ついてないじゃん」
苦笑いするモトキに２人も笑いだし
「A、別れたりしたらまた魔王復活しちまうから···絶対別れるなよ？」
そう釘を刺すシルク
「絶対って約束は出来ないかなぁ···私がフラれる場合もあるし。付き合ったばかりだからお互いにまだ相手の事で知らない事も多いし。でも···ずっと一緒に居れたら嬉しいなって思うよ」
その言葉にモトキは満面の笑みで頷き
「モトキ、顔がニヤけてるぞ」
「そりゃあニヤけるでしょ。やっと一緒になれたんだもん」
そう言って見つめ合う２人は幸せそうで
２人が苦しむ姿を見てきたシルクは喜びもひとしおだった
「とにかく無事に一緒になれてよかったな。で、Aはこれからどうするんだ？」
「向こうの仕事はもう少しだけ続けようかなって。突然辞めるって一方的に伝えちゃったし···ちゃんと話して引き継ぎしてから退職するよ」
「その方がいいな。俺からも連絡しとくからさ。···あっちを辞めたらその後は？俺としては戻ってきて欲しいけど」
シルクの質問にAは
「でも···新しい人が居るんじゃないの？」
自分が抜けた穴を埋める人が必要だろうと考えていたAは自分の居場所はもうないだろうと思っていた
「誰も入れてないよ。いつ戻ってきても大丈夫なようにAの抜けた穴は俺が代わりに編集して埋めてたからな。今度何かでお礼しろよ」
そう言って口角を上げ笑うシルク
「···ありがとう···何から何まで。お礼は何がいい？何でもするよ。シルクには感謝しかないし」
Aはありがとうを何度言っても足りない位だと思った
「そうだなぁ···じゃあ戻ってきたらまた前みたいに俺の宅飲みに付き合ってくれよ。Aが居なくなってから俺の愚痴を聞く相手がいねぇから１人淋しく飲んでんだよ」
「いくらでも付き合うよ。友達だからね」
自分の居場所が残っていた
そう思うと嬉しさが込み上げ
Aは安堵感に包まれていた
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G2Snc(プロフ) - お待ちしております🥺💖 (2023年1月7日 22時) (
レス) id: a3c85a924e (このIDを非表示/違反報告)
JADE(プロフ) - G2Sncさん» ありがとうございます☺️近日公開予定です😆 (2023年1月7日 21時) (レス) @page49 id: 71c576afd7 (このIDを非表示/違反報告)
G2Snc(プロフ) - season4、楽しみに待ってます🥺💞 (2023年1月7日 19時) (レス) @page49 id: a3c85a924e (このIDを非表示/違反報告)
JADE(プロフ) - G2Sncさん» 気に入って頂けて嬉しいです🥰ゆるゆると更新してきます〜☺️ (2022年12月20日 23時) (レス) id: 71c576afd7 (このIDを非表示/違反報告)
G2Snc(プロフ) - 魔王シリーズ大好きです！！！！！！ありがとうございます😢💗 (2022年12月20日 23時) (レス) id: 6461124838 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：JADE | 作成日時：2022年12月18日 19時
