シャットダウン ページ8
数日後、Aは和樹達と車に乗り事務所へ向かう
外の景色を眺めぼんやりとしていると
「あれモトキさんじゃない？」
助手席の純が凝視する先を見つめる
「わぁ···本当に子ども居たんだ···」
運転席から和樹もモトキの方向を見つめる
Aがその方向を見るとモトキと朱里が公園から出てくる所で
モトキは遊び疲れたであろう子どもを抱き上げ歩き出す
「こっちに来るし声かけるか」
近付いてくるモトキ達に和樹は端に車を停めハザードをつける
「モトキさん、お疲れ様です」
「お疲れ様」
冷めた目で話すモトキ
「奥さん初めましてですよね。どうも」
和樹や純はモトキに子どもが居るが事情があり２つの家を行き来すると
それしか聞かされてない為、朱里をモトキの奥さんだと思い込んでいた
「あっ···初めまして。朱里です」
勘違いされたまま朱里は挨拶を返す
説明すればややこしくなる
モトキはそう考え聞こえなかったフリをして
「今日事務所行くんだろ？気を付けてな」
そう言って子どもを抱き歩き出した
並んで歩く２人をバックミラー越しに眺めながら車は再度走り始め
Aは後部座席でモトキの顔を見る事もなく息を殺していた
「奥さん可愛い感じの人だったね。しかしなんで一緒に暮らさないんだろうな」
純が不思議そうにしていて
Aはそっと後ろを振り向く
遠くなるモトキの背中を見つめ
改めて朱里といるモトキを見て耐えられなくなる自分に気付いた
息が出来ない
呼吸が少し荒くなりAは胸を押さえる
「···A？どうした？」
和樹がAの異変に気付き
「どこか痛いの？」
純も後ろを向き浅い呼吸を繰り返し胸を押さえるAを見て驚く
車を停め２人は後部座席のAに駆け寄る
「大丈夫···ちょっと体調悪くて···すぐ良くなるから」
青白い顔で無理に笑うA
和樹達は心配になりながらも何度も大丈夫だと言うAの言葉に車を走らせた
事務所への用事も終わり３人は家に戻ると食事をとる事にしたが
「相変わらず食欲戻らないのか？」
少し食べるとAは箸を止め片付けをしていた
「その内に戻るよ。ごめんね心配かけて」
和樹も純も日に日に痩せていくAを心配していた
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JADE(プロフ) - 桜さん» ありがとうございます☺️更新頑張っていきます〜🥰 (2022年12月9日 6時) (
レス) id: 71c576afd7 (このIDを非表示/違反報告)
桜 - すごくいい話で楽しみでしかたないです。 (2022年12月8日 23時) (レス) @page40 id: b1ddaf8c9c (このIDを非表示/違反報告)
JADE(プロフ) - みーさん» 楽しんで頂けて嬉しいです☺️ちまちま更新頑張ります😆 (2022年12月8日 3時) (レス) id: 71c576afd7 (このIDを非表示/違反報告)
みー - 続きが気になりすぎて…。2人にとって良い結果になるように祈ってます😭 (2022年12月7日 21時) (レス) id: 034e810e2c (このIDを非表示/違反報告)
JADE(プロフ) - まみさん» コメントありがとうございます☺️楽しんで頂けて嬉しいです😆また更新頑張ってきます😊 (2022年12月5日 19時) (レス) id: 71c576afd7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：JADE | 作成日時：2022年11月28日 0時
