無くした君を「月」と名付けた ページ23
「相変わらず編集早いね〜本当Aがうちに来てくれて良かったよ」
「ありがとうございます。もうすぐ終わりますからまた終わったら声かけますね」
PCに向かい作業を進めるA
再就職先をどうするか悩んでいた時、シルクから編集スタッフがいなくて困っているクリエイターさんが居ると言われ
「行ってもいいよ」
正直どこでも良かった
モトキを忘れられる環境ならどこでも
「じゃあ返事しとくから。スタッフ用のマンションが空いてるからそこに住んで構わないって」
そう言われAは新しい職場で新しい生活を始めた
モトキと会わなくなって数ヶ月
目を閉じれば優しいあの笑顔が浮かんで
思い出すたびに辛くなるとわかっているのに
思い出さずにはいられなくて
新しい生活に追われモトキの事を考える時間は以前より減った
でもモトキへの気持ちはあの時と変わらないままで
「会いたいよ···」
Aは耳元のピアスに触れそっと呟いた
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「何て言った？」
いつものように朱里達の元を訪れたモトキ
「そろそろ半年経つし、優真をモトキの子どもとして認めて欲しいから···養子縁組の手続きをして欲しくて」
朱里は書類を見せ説明する
「ただ···再婚してない場合だと手続きが大変らしくて···形だけでいいから私達、入籍しない？」
朱里の提案にモトキは
「無理だから。朱里とは籍を入れるつもりはない。優真の事は考えるからちょっと待っててくれないか？すぐに手続きは難しいから」
突然の提案にモトキは困惑していた
「家裁を通したりかなり手続きが大変だし養子縁組が出来なかったら優真も悲しいと思うの。嫌かもしれないけど私との入籍も考えておいて欲しい」
「ちゃんと考えるから。その話はまた今度にしてくれないか？」
そう言ってモトキはこの話を無理矢理終わらせた
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「急に押しかけてすまない」
夜になりモトキはシルクの部屋に来ていた
「何があった？」
シルクはモトキを座らせ話を促す
モトキは昼間の朱里の話をシルクにも話した
するとシルクは
「前に１度聞いたけど···本当にモトキの子どもなのか？···疑いたくないけどDNA検査をしてから決めてもいいんじゃねぇのか？」
シルクの提案にモトキは考え込みどうすべきかを決めかねていた
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JADE(プロフ) - 桜さん» ありがとうございます☺️更新頑張っていきます〜🥰 (2022年12月9日 6時) (
レス) id: 71c576afd7 (このIDを非表示/違反報告)
桜 - すごくいい話で楽しみでしかたないです。 (2022年12月8日 23時) (レス) @page40 id: b1ddaf8c9c (このIDを非表示/違反報告)
JADE(プロフ) - みーさん» 楽しんで頂けて嬉しいです☺️ちまちま更新頑張ります😆 (2022年12月8日 3時) (レス) id: 71c576afd7 (このIDを非表示/違反報告)
みー - 続きが気になりすぎて…。2人にとって良い結果になるように祈ってます😭 (2022年12月7日 21時) (レス) id: 034e810e2c (このIDを非表示/違反報告)
JADE(プロフ) - まみさん» コメントありがとうございます☺️楽しんで頂けて嬉しいです😆また更新頑張ってきます😊 (2022年12月5日 19時) (レス) id: 71c576afd7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：JADE | 作成日時：2022年11月28日 0時
