愛と言う言葉の深さに気づいた ページ14
「もう会いたくないって···言ってるじゃない···」
モトキに腕を掴まれたままAは玄関に座り込み
「俺は·····会いたかった。会いたくてたまらなかった」
そう言ってモトキはAを真っ直ぐ見つめた
その言葉はAの感情を揺さぶり
「忘れようとしてるのに····なんで期待させる言葉を言うの？」
今のAにはその言葉は残酷過ぎて
「わかってる···わかってるけど····Aが側に居ない事に耐えられない」
座り込むAを抱き締めるモトキの声は震えていた
Aは流れる涙を拭う事なく流し続けた
モトキは抱き締めていた腕を離すとAを見つめ
Aもモトキを見つめていた
もう無理だ····
Aは抑えきれない気持ちが溢れ
モトキの頬を掴み唇を重ねた
モトキもそれに応えるようにキスを求め
雪崩込むように中へと入り、寝室へ向かう２人は何度もキスを繰り返す
服を脱ぐのすらもどかしくて
何も考えずただ感情のまま求め合い
「モトキ·····モトキ·····」
抱かれながら何度も名前を呼ぶAに
「愛してる」
自分勝手な言葉だとわかっていても
モトキはその言葉を何度も繰り返し囁く
「私も愛してる···モトキを忘れるなんて····無理だった····」
涙で濡れた顔を苦痛に歪ませながらAも何度も愛の言葉を繰り返す
繋いだ手を一瞬足りとも離したくはなくて
指を絡ませ互いを側に感じる幸せを２人は感じていた
この手が離れぬようにと願い
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
仰向けになったモトキの腕に頭を載せ
モトキの胸元に右手を置き、その手の上にモトキの左手が重ねられ
Aは例えようのない幸福感を身体に感じていた
モトキはAの方へ身体の向きを変えるとAを引き寄せる
「···このまま２人でどこかに行ってしまおうか？」
モトキが自嘲気味に問い掛ける
現実逃避をしたって意味のない事はわかっていて
「無理だってわかってても思っちゃうよね···」
モトキの温もりに肌を重ねAは目を瞑り微睡んでいた
Aは重なるモトキの左手に自分のピアスと同じ色のブレスレットがある事に気付き
「これ···私のピアスと一緒の？」
Aの問い掛けにモトキは腕を上げブレスレットを掲げる
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JADE(プロフ) - 桜さん» ありがとうございます☺️更新頑張っていきます〜🥰 (2022年12月9日 6時) (
レス) id: 71c576afd7 (このIDを非表示/違反報告)
桜 - すごくいい話で楽しみでしかたないです。 (2022年12月8日 23時) (レス) @page40 id: b1ddaf8c9c (このIDを非表示/違反報告)
JADE(プロフ) - みーさん» 楽しんで頂けて嬉しいです☺️ちまちま更新頑張ります😆 (2022年12月8日 3時) (レス) id: 71c576afd7 (このIDを非表示/違反報告)
みー - 続きが気になりすぎて…。2人にとって良い結果になるように祈ってます😭 (2022年12月7日 21時) (レス) id: 034e810e2c (このIDを非表示/違反報告)
JADE(プロフ) - まみさん» コメントありがとうございます☺️楽しんで頂けて嬉しいです😆また更新頑張ってきます😊 (2022年12月5日 19時) (レス) id: 71c576afd7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：JADE | 作成日時：2022年11月28日 0時
