Trial Lover 〜お気に召しました？〜３ (ページ39)

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HEAVEN or HELL ページ39

タケルの事を言うべきか？

Aは悩んだ

自分の取り越し苦労なら安心したマサイを再度不安にさせてしまう

「どうした？」

何も言わないAにマサイが問う

「···ううん。ディズニー楽しみだなって」

「ずっと行きたがってたもんな。２日間でランドとシーの両方周ろう。Aの行きたい所や見たい所になんでも付き合うぞ」

優しく笑うマサイにAも微笑み返す

２人で日程を決めマサイはシルクに希望の日時をLINEする

タケルなら何かしてくる。

そう神経質になりすぎてたのかも知れない

Aは考える事を止め

「マサイ···お休み取ってくれてありがとう。すごく楽しみだね」

そう言って笑った

「彼女の為だからな。これからだって休み位いくらでも取ってやるよ」

Aを抱き寄せキスをして

「チューのお預けくらってたから１回じゃ足りねぇ」

そう笑うマサイにAも笑い

「久しぶりに２日以上離れたもんね。編集も終わったし今日は泊まってくから。いいでしょ？」

「当たり前だろ。元々帰す気ねぇし」

「一応聞いただけで帰る気ないよ。離れてた分、ずっとマサイにくっついてやるから」

お互いにくっつきながら来月のディズニーのプランを相談し合う

「本当楽しみだなぁ。ずっと彼氏とディズニーに憧れてたから余計にね」

「これから毎年行くのもいいんじゃねぇか？付き合った記念日に合わせてとかにするか？」

「それいいね。リア充みたいで。遂に私もリア充の仲間入りか···」

Aはしみじみと幸せを噛みしめる

「なら俺もリア充か···本当幸せ過ぎて最近ちょっと怖い時があるし。贅沢な悩みだよな」

そう苦笑いするマサイ

「幸せならそれでいいじゃん。不安な事なんて何もないんだから」

そう。不安な事なんて何もない

マサイに言いながら自分自身にもそう言い聞かせた

「なぁ、たまには外にご飯食べに行くか？」

「いいね。いつも家ばっかりだし」

２人は出掛ける準備を済ませ外へ出る