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Tomorrow ページ17

「お帰り。大丈夫だったか?」




マサイが立ち上がり2人を見る




「怪しい車も居なかったし問題はなかったよ」




モトキはそう答えるとソファーに座る





「それ持ってきたのか」




Aに抱かれたカワウソを見て微笑むマサイ




「この子も大事だから」




ぬいぐるみを抱え微笑むAをマサイもモトキも優しい眼差しで見つめている




「俺は一旦家に戻るから何かあれば連絡して。A、暇な時は連絡くれればまた料理教えるから家においで」




「モトキ、手伝ってくれてありがとう。料理もまた教えてもらいに行くね」




そう言うとモトキは笑って手を振りマサイの家を後にした





「荷物これで全部か?」




Aの荷物を眺め問いかけるマサイ




「うん。とりあえず着替えとか日用品があれば困らないし。足りないモノはマサイに借りようかなと」




ソファーに座るAの隣に座りマサイはAを見つめる




「こんな形でいきなり一緒に暮らす事になるとは」




「確かに。暫くお世話になります」




Aはペコッと頭を下げる




「·····しかし困ったな」




マサイは悩むような顔をして




迷惑だったのかな···




Aは少し不安そうにマサイを見つめる




「一緒に暮らしたら元の生活に戻った時····家に帰したくなっちまうからなぁ」




「案外私の愛が重すぎて早く帰ってってなったりしてね」




「それはねぇな。俺の愛のが重たいからな。それでAが逃げ出したくなる可能性はあるけど」




「何かバカップルの会話みたいだね」




そう笑うAの顔は幸せそうで




「どうせなら世界一のバカップル目指すか」




Aを抱き寄せキスをする




「ねぇ、夏希ちゃんと連絡取れた?」




Aは気になっていた事を聞く





「あぁ。明日会って話したい事があるって伝えた。Aも一緒に行くぞ」




「わかった」




今回の発端を作った夏希に会った時、自分は何を話すのか




言いたい事はたくさんある



責めたい気持ちも。




でも夏希の辛かった気持ちもわかる




複雑な感情をコントロール出来ないままAは考え込んでいた





「今あれこれ考えても仕方ねぇよ。今日は全部忘れて楽しい事だけ考えよう」




「そうだね。まずは荷物をどこかに置かせてもらわなきゃだね」




そう言ってAは荷解きを始める

新婚さんいらっしゃい→←SPなモトキくん



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作者名:JADE | 作成日時:2022年11月7日 16時

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