崩壊へのカウントダウン ページ1
「撮影終わったー!」
マサイは伸びをすると撤収作業を始める
「今日、Aが泊まりに来るんだって?今日のマサイの顔、幸せオーラ全開じゃん」
隣でリュックに荷物を詰めながらモトキがからかう
「付き合うのおあずけくらってたからな。やっとだよ。日付が変わったらAと付き合えると思ったらそりゃ幸せオーラが出ちゃうだろ?」
幸せそうな顔のマサイにモトキは微笑み
「幸せそうで羨ましいよ。おめでとうマサイ」
「おぉ。ありがとう。そういえばAがまたモトキに料理教えて欲しいって言ってたから悪いけど教えてやってくれねぇか?」
「勿論。俺とAが2人っきりになってもマサイが怒らないならな?」
モトキはからかうように笑う
「···俺も着いてくって言ったら何を作るか秘密にしたいから来ちゃダメって言われたよ。モトキの事は信用してるから良いよ。但し、Aにムラっとしたりしたら殴るからな?」
その言葉に2人は笑い
「友達の彼女に手を出す訳ないでしょ。安心して家に来させればいいよ」
モトキはそう言って荷物を詰め終わり立ち上がる
「じゃあ帰りますか〜」
2人は並んで歩きながら車へと向かう
-♪-
「珍しいな···。ナオキからだよ」
その言葉にモトキが反応する
「ナオキか。元気なのかな」
2人にとって同期にあたるナオキ
初期の頃コラボして以来会う機会もなくなり
先日の大運動会で久しぶりに会い話した位だった
「なんかPCがおかしくなってどうのこうの書いてあるな。今から会って症状を見て欲しいって」
「あー。この間会った時にマサイのメカスキルに感心してたよね。それ思い出して頼ってきたんじゃない?」
マサイはAと過ごす時間を考え一度は断り別日に出来ないかを返信したが切羽詰まった様子のナオキ
マサイは時計を見る
17:30か·····。
遅くても21時には自宅に戻れるだろう
ナオキと待ち合わせ場所を決め助ける事にしたマサイ
AにLINEを送り先に家に入ってるよう伝えた
「Aとゆっくり過ごしたいけど困ってる人は助けないとな」
「そうだね。Aならきっと行ってあげなって言うだろうしね」
マサイは途中までみんなと移動し、ナオキとの待ち合わせ場所付近で車を降りた
「じゃあお疲れ様ー!」
マサイはナオキに指定された場所へ向かった
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作者名:JADE | 作成日時:2022年11月7日 16時