多面体の僕達 ページ44
Aはどうしてこうなったのか、始まりから説明を始め
合間に奏音が話し進めていく
深く考えず安易に提案された条件を受け入れた事
騙すような形だと気付き罪悪感にかられていた事
事務所との今後の関係も考え、条件を飲まなければ結成の話がなくなっていた点などは伏せて話をした
2人は今後Aは本当の姿で活動を続けていく事を話した
「女の私なら今後は観たくない。そんな方もきっといると思います。裏切られたって思う方もいるでしょう。本当にごめんなさい。私のわがままで公開する事になり申し訳ないと思います。でもそうしてでも自分達を好きだと言ってくれる人達を騙したくない気持ちが勝り今に至ります。」
「今後、僕達は男女コンビとして活動します。企画もそのまま続行します。来年の3月に登録者が100万人を超えなければ解散するルールは今後も変わりません。本当の僕達の力でどこまでやれるのか···それを観て欲しい。見守って欲しい。そう願います」
Aは最後の言葉を放つ
「私は女性に戻ります。でも青ドロは何も変わりません。欲を言えば受け入れて欲しい。そう思います。そして今後私達の努力する姿を見て本当に面白いと思ってもらえる···そんな2人で居たいと思います。ここまで観てくださりありがとうございました」
2人が再度頭を下げ
「オッケー。ちゃんと撮れたよ」
シルクが録画を止める
「A、よくがんばったね」
奏音がAを見つめる
「上手く言葉に出来たかな···視聴者さん達に私の気持ちが伝わるのか心配だよ」
不安げなAにシルクは
「並べ立てたありきたりな言葉より、Aは自分の感情で自分の言葉でちゃんと伝えてたと思う。俺にはAの言葉は響いたよ」
「きっと心無い言葉も投げかけられると思うけど····それでもわかってくれる人も居るから。2人が頑張る姿を見せてくのがこれからも観てくれる視聴者さんの為でもあるんじゃない?」
モトキの言葉にみんなが頷く
「よく頑張ったな」
マサイが誇らしげな目でAを見つめる
「見守ってくださって本当にありがとうございました!」
Aと奏音は3人に頭を下げお礼を伝える
「コラボが出来なくなっても俺等は青ドロを支えるつもりだから。どんな結果になっても···負けんじゃねぇーぞ?」
シルクが口角を上げ笑い2人を鼓舞する
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JADE(プロフ) - 湯草さん» 作成時にチェック外し忘れてたみたいです···。ご親切にありがとうございます😭 (2022年10月16日 19時) (レス) id: 71c576afd7 (このIDを非表示/違反報告)
湯草(プロフ) - おりふら立ってますよ (2022年10月16日 19時) (レス) id: b6be8fe32c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:JADE | 作成日時:2022年10月15日 18時