もう後戻りは出来ない ページ42
「おはよ」
奏音は先に起きていて
朝食の準備をしてAが起きてくるのを待っていた
「おはよう。ご飯作ってくれたの？」
「食欲ないかも知れないけど、そういう時こそしっかり食べて挑まなきゃ」
Aは目の前に置かれたコーヒーを飲み
「そうだね。ありがとう」
２人は公開動画について話す言葉や流れなど確認をする
その最中、インターフォンが鳴りAは玄関へと向かった
「おはよう」
モトキやマサイ、そしてシルクも居た
「シルクさんも来てくれたんですね」
リビングへ案内しながらAは話しかける
「何も出来ないけど見守る事は出来るからな」
カメラをセットし終わり奏音がAに話しかける
「A、そろそろ準備しようか」
奏音に促されAは別の部屋で本当の自分の姿へと変わる
ノックの音に返事をするとモトキが部屋へとやってくる
「大丈夫か？」
「···大丈夫じゃないです。見て下さい」
そう言ってAは苦笑いしながら震えている両手を見せる
モトキはAの手を掴み
「目を瞑って深呼吸してごらん？」
Aはモトキに言われた通りにする
「そう、ゆっくりね。大丈夫、みんながここに居る。Aは１人じゃないよ」
モトキの声に集中し、ゆっくりと息を吐き出すとAは少しずつ落ち着き、手の震えがなくなってゆく
「震えが···止まりました」
驚くAにモトキは優しく微笑み
「良かった。さぁ行っておいで。奏音が待ってるよ」
Aを部屋から送り出した
「奏音、お待たせ」
「じゃあ撮ろうか」
奏音は１人ソファーに座り
Aは画角外で待機する
「A、俺達がいるからな。大丈夫だぞ」
マサイが横に立ちAを励ます
「大丈夫です。覚悟は決まりましたから」
そう言うAの目は力強く
マサイは思わず魅入ってしまう
「奏音、録画ボタン押すぞ」
奏音は頷きシルクが固定カメラのボタンを押す
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JADE(プロフ) - 湯草さん» 作成時にチェック外し忘れてたみたいです···。ご親切にありがとうございます😭 (2022年10月16日 19時) (
レス) id: 71c576afd7 (このIDを非表示/違反報告)
湯草(プロフ) - おりふら立ってますよ (2022年10月16日 19時) (レス) id: b6be8fe32c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：JADE | 作成日時：2022年10月15日 18時
