メガンテ ページ13
-パクっ-
「どうよ？美味いか？それとも不味いのか！？」
食えとキレといて味が心配なマサイ
「···美味しい！マサイさんこれイケますね」
形は悪いがいい塩加減で
「見ろモトキ！Aは美味いって言ってるぞ！？」
「いやいや、俺のが絶対美味いし。A、俺のも食べてよ」
右手にマサイ作、左手にモトキ作のおにぎりを持ち交互に食べるA
「どっちも美味しいですよ〜。···まぁおにぎりなんで失敗のしようがないですよね」
ド正論を放ち、のほほんとおにぎりを頬張るAに２人は笑い
色んな話をしながらにぎやかなご飯タイムを過ごした
「今日はありがとうございました！ちょっと落ち込んでたんですけどなんか元気出ました」
そう笑うAの顔はそれでもどこか無理をしていて
「あんまり無理すんなよ。相談があれば俺達が力になるし。なぁマサイ」
「そうだぞ。人間抱え込むとロクな事がねぇからな」
「ありがとうございます。じゃあお邪魔しました」
Aはマサイと共に部屋を出る
「マサイさん、おにぎり美味しかったですよ」
「力作だったな。さすが俺」
「じゃあおやすみなさい」
「気をつけて帰れよ」
マサイはエレベーターで消えていくAを見送り自分の部屋へと戻る
自分の気持ちを完全に受け入れれたのか今日はAを見ても落ち着かなかったり変に意識する事もなく過ごせた
モトキの家にダッシュし過ぎだけど。
ソファーに座り目を瞑りマサイは考えていた
この恋には終わりも始まりもない
言葉にする事が出来ないから
Aが俺の気持ちを知ったら、きっと幻滅させてしまうだろう
男同士だもんな
永遠に叶うはずのない恋をしてしまった自分
「···バカだよな俺·····」
気持ちを認めた事で辛い道を選んだ事に後悔がないといえばそれは嘘で
いつかこの気持ちが自分の中から消えていく
そんな日が来るのか不安を抱えながら
これからの日常を過ごしていくしかねぇよな···
マサイは帰り際のAの笑顔を思い浮かべながら今感じているこの幸せな気持ちに身を任せた
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JADE(プロフ) - 湯草さん» 作成時にチェック外し忘れてたみたいです···。ご親切にありがとうございます😭 (2022年10月16日 19時) (
レス) id: 71c576afd7 (このIDを非表示/違反報告)
湯草(プロフ) - おりふら立ってますよ (2022年10月16日 19時) (レス) id: b6be8fe32c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：JADE | 作成日時：2022年10月15日 18時
