ep.20【JM】 ページ20
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「本日は、ありがとうございました」
90℃のお辞儀をして、Aさんは皆に笑顔を向けた。
メンバーが挨拶をしている隙に、僕は車に乗り込んで、後部座席に置いてあったアイマスクを耳に掛け、
ヘッドホンを身につけた。
そして、ゾロゾロと皆が中に入って来る。
「やー、ﾊﾟｸ ｼﾞﾐﾝ。挨拶もせずに車に乗り込むなんて、水原さんに失礼だろ。」
珍しくﾅﾑｼﾞｭﾆﾋｮﾝの怒った声。
「・・・ごめん」
「ｼﾞﾐﾝﾋｮﾝ、水原さんと知り合いだったの？」
ｸﾞｸの声が聞こえて、アイマスクを取った。
「・・・知らない」
「えーい、嘘だ。じゃあ何で、名前が分かったの？
ｼﾞﾐﾝﾋｮﾝ、僕達に何か隠してるでしょ？」
「・・・Aさん、ｼﾞﾐﾅにだけ敬語じゃなかったよね」
ボソっと呟いた、ﾃﾋｮﾝ。
今日はいつにも増して観察力が鋭い。
「・・・」
黙りこくっている僕に、
「ｼﾞﾐﾅ、グループ内でのルール覚えてる？」
ﾎｿｸﾋｮﾝがそう問いた。
「・・・秘密ごとは、無し」
ﾅﾑｼﾞｭﾆﾋｮﾝもボソッと呟く。
ため息をついて、、、。
「別に、、たいして知ってる人でも無い。
昔から通っている日本の美容室の、
オーナーの知り合いってだけで、、、」
「じゃあ、何でそんなにイライラしてるの？
ｼﾞﾐﾅらしくない。」
「・・・ごめん。」
少し怒った口調のﾎｿｸﾋｮﾝに、ただただ謝るしかなかった。
最後まで挨拶を交わしていたマネヒョンが戻ってきて、
「出発するぞー。シートベルトしたか？」
車のエンジンをかけて、僕らを見渡した。
「「しましたー。」」
「俺、少し寝るよ。また後で話そう」
「うん・・・」
「「俺もちょっと仮眠とるー」」
皆がアイマスクを耳にかけて、
真っ暗な車内はシーンと静まり返った。
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chapi(プロフ) - MOANAさん» 嬉しいお言葉ありがとうございます。脱字など至らない所がいっぱいあるかと思いますが、これからも暖かく見守っていただけると幸いです。宜しくお願い致します。 (2020年5月31日 23時) (
レス) id: 3ce6626dcc (このIDを非表示/違反報告)
MOANA - どんな話になるのかすっごく気になります。更新楽しみにしてます！ (2020年5月31日 23時) (レス) id: 2588fa28c0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：chapi
| 作成日時：2020年5月31日 22時
