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金曜日の21時だからかわからないけど、お客さんはわたしだけ。
カウンターに戻った彼をチラッと見ると、彼も何か本を読んでいる。
今日のコーヒーもとってもおいしい。
スウィングが流れる店内で、コーヒーの香りに包まれながら読書をする。
小説の余韻にどっぷりと浸りながら、残り少ないコーヒーを飲んで、金曜日だけはここで日記を書く。
『今日のコーヒーはコロンビア産、美味しかった。
ナッツの風味がして、高貴な感じ。
カサブランカのようなコーヒーだった。
カフェの前のバラに蕾がついていた。
咲くのが楽しみ。』
金曜日の日記だけ、少しばかり書く量が多い。
だってこんなに心が動くときってないんだもん。
わたしだけが感じたこと、大事にしまっておきたい。
本当に大事なものって、だれかに言いたいけど言いたくなくて、わたしだけが独り占めしていたい。
日記帳を閉じて、ふぅと一息をついて席を立つ
今週のリフレッシュ完了。
「ごちそうさまでした」
「ありがとうございます」
カウンターでお会計を済ませて、まだ肌寒い外に出て
もう一度心の中で「今日もありがとう」と言ってから家に向かう。
この時間が私の幸せ。
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Chapi(プロフ) - ふーさん» ふー様 お返事が大変遅くなり申し訳ございません！素敵なご感想をくださり、ありがとうございます。私自身慌ただしい日々の中で心落ち着かせる時間って大切だなと思うので、届いてくださって嬉しいです。ゆったりではありますがこれからもよろしくお願いいたします！ (2022年12月11日 21時) (
レス) @page39 id: bb7ad5c321 (このIDを非表示/違反報告)
ふー(プロフ) - 更新ありがとうございます！このお話読んでいると私の時間までゆっくり流れるような気がして、世界が少し優しくなります。ありがとうございます！次の更新も楽しみにしています^^ (2022年10月24日 19時) (レス) @page38 id: aa1a944516 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Chapi | 作成日時：2020年9月14日 23時
