ＳＨＵＴＴＥＲ－ＹＮ－３ (ページ10) - 小説

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Aさんが放つ言葉は俺の耳に深く刺さって、聞きたくないとさえ思った

でもそれは違うんだ
だって、良い事だけ話す人の方が信用出来ないんだって事、俺は知ってる

だからAさんが自分の事を話してくれて嬉しかった
でも、腹も立った
あんな写真を撮るのに、撮れるのに

Aさんの手を取って、廃墟のような事務所から連れ出したんだ
ここで話していたらだめだ
だってここはAさんのホーム
俺に不利だろ？

だから、雑音が届かない遠い所までAさんと行きたかったんだ

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作者名：ちゃお | 作成日時：2019年4月28日 1時