電話-2 ページ48
A Side.
家に戻り、ぼーっとしながらソファへと座る。
「本当に・・・君のことが好き・・・なんだ」
そう言った時のチャニョルさんの顔が浮かんでくる。
なんで・・
なんで私のこと好きなの？
弱っていた時に看病して貰ったから”あーやべーこいつ好きだわー”って、
好きだと思い込んでいるのではないのか？
それだ、絶対それだ。
じゃないと、私を好きになる理由が他にないじゃん。
ドキドキ・・・
「う、うるさい！黙れっ！」
自分の胸にそう叫んでみても、止まりはしない。
これじゃ私、チャニョルさんに好きって言って貰えて嬉しいみたいじゃない。
なんで、あんなくるくるパーマに言われて嬉しくなるの・・・。
チャニョルさんの笑顔を思い出して、さらに胸は早く鳴り続けた。
・
・
・
あれから何日経っても、ずっとチャニョルさんのことを考えてた。
考えないようにしても、仕事中ずっとチャニョルさん人形と向き合ってんだもん。
・・・嫌でも考えるよ。
私を見てニッコリと笑うチャニョルさん人形を見て、なんだかすごく腹が立ってきた。
こっちはこんなに悩んでるのにお前は何笑ってるんだ、こらっ。
そう心の中で怒ってみても、笑ったまま。
そりゃ、そーか。
そんなことを考えていると、携帯が鳴った。
ベッキョンからのチャットだった。
”いつでもいいけど、電話ください”
・・・電話・・・？
「あ゛っ！！」
また掛け直すって言ったのに、掛け直してないことに気づき、焦って廊下へと出た。
そして、ベッキョンへ電話をかける。
プルプルルルル・・・
や、やばいよ、どうしよう。何日経ったよ？３日だね、困ったね。
『はい？』
「はっ、ご、ごめんなさい！！」
ベッキョンが電話に出るなり、すぐに謝る。
『ははっ、いや、いいよ〜。Aも忙しかったんだろうしさ』
優しい言葉に更に申し訳なくなる。
「本当にごめん！！で、なんの用だったんだっけ？？」
『あー、うん。前に話した食事の約束をしようと思って』
「あ・・・うん！いつにする？」
『今週の金曜日の夜７時とかって空いてる？』
「仕事が７時前に終わるから、ちょうど大丈夫だよ」
『やった♪じゃあ、MM会社の下まで迎えに行くよ』
そうして電話は終わった。
よかった、怒ってなくて・・・。
にしても、食事のことすっかり忘れてたなぁ。
あのくるくるパーマのせいだ。
ん・・・？でも、あれ？なんでベッキョン、私がMM会社だって知ってたんだろう。
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にいな(プロフ) - と、とても面白いです〜（ ; ; ） 二章も楽しみにしてます！頑張ってください。 (2017年2月28日 17時) (
レス) id: c23700d7a7 (このIDを非表示/違反報告)
めん(プロフ) - ペコさん» 日課に・・・！嬉しいです(><)！今後は更新速度が遅くはなりますが、楽しみにしていただけるよう頑張ります！ (2017年2月28日 16時) (レス) id: 52417d9b0d (このIDを非表示/違反報告)
めん(プロフ) - まるさん» ありがとうございます！そう言っていただけて嬉しい限りです！ (2017年2月28日 16時) (レス) id: 52417d9b0d (このIDを非表示/違反報告)
ペコ(プロフ) - こんばんは！仕事から帰ってきて更新されてるかなって見るのが日課になってました！チャニョルにキュンキュンしちゃいました(*^^*)ベクペンなんですが、ついついハマって読んでしまってます！ (2017年2月28日 1時) (レス) id: d2f2d687fb (このIDを非表示/違反報告)
まる(プロフ) - 毎日楽しみに待っています、無理せずに更新よろしくお願いします。 ホントに面白くてドキドキです。 (2017年2月27日 22時) (レス) id: efad14a470 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：めん | 作成日時：2017年2月10日 3時
