月-2 ページ38
A Side.
家に着いてから、ベッキョンとのチャットを思い出し、すぐに返事が遅れたことを謝った。
拗ねてるスタンプに笑みがこぼれる。
その後、
”今日も月が綺麗だよ。Aのとこからも見えてる？”と一緒に、月が浮かんでる空の写真が送られてきた。
カーテンを開けて、空を見てみると、私の所からもくっきりと綺麗な月が見えた。
「わぁ〜本当だ」
すぐに返事を送る。
近くにはいないのに、すぐ近くにベッキョンがいるような感じがする。
たぶん今、同じ景色を見ているからだ。
”明日から２週間ぐらいツアーに行くんだー”
ベッキョンからのメッセージに驚く。
「に、２週間？・・そんなに長いんだ」
大変だなぁ、と思いながら、”へー、気をつけて”と返す。
なかなか愛想のいい文が浮かばない。
いや、友達だったら、これくらい・・・だよね？
あっ、でも、２週間もツアーするなら忙しくて、なかなかチャットも出来なくなるのかな。
・・それは少し寂しいかも
そう思っていると、
”ツアーは香港と日本に行くから、そこから見える空の写真を送るね！面白いものがあったら、それも送る！”
と、返事が来た。
「ふふっ、何で空なんだろ？」
だけど、これからもベッキョンとチャットが続くと思ったら、嬉しくなった。
「写真、楽しみだなぁ」
そしてまた、彼も見ているであろう月を眺めた。
・
・
・
あのやり取りをしてから、約１週間が経とうとしていた。
ベッキョンは毎日かかさず、朝昼晩問わないさまざまな空の写真の他にも、香港の夜景や日本のお面をつけた姿など写真を送ってくれて、その度に元気を貰えた。
私も負けじと仕事の合間に空を撮って送っていたけれど、
「雨かぁ・・・」
休憩室の大きな窓から暗い空を見上げる。
何回か撮ってみるけど、ただ黒いだけでよく分からない。
仕方が無いので、”今日は雨だから、上手く撮れないや”とチャットだけを送った。
仕事に戻ろうとした時にウヨンに会う。
「あー！ちょうど良かった！」
「どうしたの？」
「前に合コンした人からAの連絡先教えてほしいって言われててさー、教えてもいいよね？」
「だ、誰？」
「あれよー、ハンカチ貸してくれた人っ！」
そう言われてぼんやりと思い出す。
「あー・・・いや、でも私・・・」
「まさか本当に一人で生きていく気〜？もー！とりあえず、教えとくからね！」
それだけ言い、彼女はさっさと去って行った。
「ほんと嵐みたいだ・・・」
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にいな(プロフ) - と、とても面白いです〜（ ; ; ） 二章も楽しみにしてます！頑張ってください。 (2017年2月28日 17時) (
レス) id: c23700d7a7 (このIDを非表示/違反報告)
めん(プロフ) - ペコさん» 日課に・・・！嬉しいです(><)！今後は更新速度が遅くはなりますが、楽しみにしていただけるよう頑張ります！ (2017年2月28日 16時) (レス) id: 52417d9b0d (このIDを非表示/違反報告)
めん(プロフ) - まるさん» ありがとうございます！そう言っていただけて嬉しい限りです！ (2017年2月28日 16時) (レス) id: 52417d9b0d (このIDを非表示/違反報告)
ペコ(プロフ) - こんばんは！仕事から帰ってきて更新されてるかなって見るのが日課になってました！チャニョルにキュンキュンしちゃいました(*^^*)ベクペンなんですが、ついついハマって読んでしまってます！ (2017年2月28日 1時) (レス) id: d2f2d687fb (このIDを非表示/違反報告)
まる(プロフ) - 毎日楽しみに待っています、無理せずに更新よろしくお願いします。 ホントに面白くてドキドキです。 (2017年2月27日 22時) (レス) id: efad14a470 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：めん | 作成日時：2017年2月10日 3時
