挨拶 ページ4
A Side.
ガサッ ゴサッ
両手ずつに大きな袋を持って歩く。
A「うはー、家の近くにあんなにいいスーパーがあるなんてツイてるー！」
前の家の近くのスーパーでは130円もしたビールが、さっきのスーパーでは100円だったし、
新発売のチョコも置いてて、スーパーの中でランキングを決めるなら、迷うことなく1位だー！！
歩いて10分して、我が家に着いた。
コンシェルジュさんに一礼して、エレベーターホールへと向かう。
今思っても、やっぱりすごいところに住んでしまったなー・・・
↑ボタンを押して待つ。
ぐうぅぅ・・・。お腹が待てずに鳴る。
分かってる、分かってる。もうすぐしたら、食べ物を運んでやるからな、と心の中で伝える。
ポン、というコールと同時にエレベーターの扉が開く。
中には誰も乗っていないから、乗り込み、21Fと閉めるボタンを押す。
「扉が閉まります」という声と共に、エレベーターの扉が閉まり始めたそのとき、
ガチャ！という歪んだ音がした。
みてみると、扉に足が挟まっており、再度エレベーターの扉が開く。
「へ？」
突然のことに驚いてしまい、間抜けな声が出てしまった。
扉が開いた先には、パーマヘアーの高身長の男性。
男性は目が合うと、「すいません」と頭を下げながらエレベーターに入り、
階数のボタンを押そうとしたが、手を下した。
あれ、同じ階の人かな？にしても、すごい大胆な入り方をする人だな・・・。
↑ボタン押せば、開くよね・・・。
私の「疑問」を運びながら、エレベーターは21Fまで上昇していく。
21F、着くまでとてつも長く、沈黙が苦しい。
携帯をいじればいいんだろうけど、今は両手に袋。
そうこうしているうちに、ポン、と再度鳴り、21Fに着いたことを知らせた。
私が先に降りて、自分の部屋の2107号室まで早足でいく。
先程の男性も同じ方向に向かってきて、私の部屋の隣2108の前で立ち止まった。
A「も、もしかして2108の人ですか？」
？「え？あぁ、はい。そうですけど」
A「あ、よかった。今日から引っ越してきました、Aと申します。よろしくお願いします」
？「あぁ、はい。よろしくお願いします。パク・チャニョルです」
A「ご迷惑とかおかけしたら・・・」
チャニョル「たぶんそんなにってか、たぶん関わらないと思うので、じゃあ」
彼はそう言い、一礼して部屋に入っていった。
A「・・・え？」
私の虚しい一言だけが廊下に残った。
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にいな(プロフ) - と、とても面白いです〜（ ; ; ） 二章も楽しみにしてます！頑張ってください。 (2017年2月28日 17時) (
レス) id: c23700d7a7 (このIDを非表示/違反報告)
めん(プロフ) - ペコさん» 日課に・・・！嬉しいです(><)！今後は更新速度が遅くはなりますが、楽しみにしていただけるよう頑張ります！ (2017年2月28日 16時) (レス) id: 52417d9b0d (このIDを非表示/違反報告)
めん(プロフ) - まるさん» ありがとうございます！そう言っていただけて嬉しい限りです！ (2017年2月28日 16時) (レス) id: 52417d9b0d (このIDを非表示/違反報告)
ペコ(プロフ) - こんばんは！仕事から帰ってきて更新されてるかなって見るのが日課になってました！チャニョルにキュンキュンしちゃいました(*^^*)ベクペンなんですが、ついついハマって読んでしまってます！ (2017年2月28日 1時) (レス) id: d2f2d687fb (このIDを非表示/違反報告)
まる(プロフ) - 毎日楽しみに待っています、無理せずに更新よろしくお願いします。 ホントに面白くてドキドキです。 (2017年2月27日 22時) (レス) id: efad14a470 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：めん | 作成日時：2017年2月10日 3時
