宿舎からの旅立ち ページ3
チャニョルside.
俺たちEXOは練習生のときから約7年間ぐらい宿舎で一緒に苦楽を共にしてきた。
だけど、グループの人気も高くなり、個々として生活スタイルが異なり始めたことを受けて、
事務所から一人暮らしをする許可が出た。
だけど、一気に全員ってわけじゃなくて、9人のうちから事務所が選んだ3人が最初に出ることになった。
そして、選ばれたのが、
シウミン「ふっふーふー♪」
ギョンス「・・・ニヤリ」
と、俺。
一体どういう基準で選んでいるのか。
シウミン「家を決めないとねー！仕事終わったら、さっそく探しにいこーっと」
そう言いながらステップを踏み、ミンソクヒョンは颯爽と部屋を出て行った。
一方、ギョンスは事務所の人から貰った賃貸情報誌を見つめている。
「ギョンスや〜、どこにするか俺に教えてくれるよね？」
ギョンスは3秒間俺を見つめて、軽く頷いてトコトコ歩いて行った。
「あれは教える気ないな・・・」
ギョンスが置いて行った情報誌を手に取り眺める。
正直、どれがいいのかさっぱり分からん。
なるべく事務所から近いところ・・・
パッと目に着いたM.Kマンション
場所も悪くないし、家賃も悪くない。
マネに連絡して、抑えてもらっとこ。
・
・
・
それからというもの、引っ越しの準備はスムーズに行き、長きにわたってお世話になった宿舎から旅立った。
そして、この部屋に住み始めて約3か月という月日が流れた。
やっと一人の暮らしにも慣れてきて、家事もこなせるようになってきた。
まあ、ご飯はほとんど出前だけど。
「ピンポーン」
時計は22：42を示す。
ガチャ
「チャニョル、来たよ〜」
甘い声が玄関から聞こえてくる。
俺は玄関の廊下の壁にもたれながら、その声の持ち主を見る。
「なんで合鍵もってるくせに、ピンポン鳴らすわけ」
「えへへ、一応、持ってても礼儀として必要でしょ？」
声色がいつもより高いから、少し酔ってるな。
彼女は、モデルのイ・ユリ。そして、俺とは躰でつながってる関係。
足取りがおぼつかない彼女の腰を支える。
「だいぶ飲んだんだな」
「うふ、分かるー？」
「俺、酒くさい女好きじゃない」
「えーそんなことお酒が好きなペンが聞いたら泣いちゃうー」
彼女が泣いたふりをしながら茶化して言う。
そんな彼女をベッドの上に押し倒す。
ドサッ
「ユリはペンじゃないじゃん」
パーカーを脱いで彼女を抱きしめる。
今は、俺が「俺」を演じなくてもいい時間なんだ。
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にいな(プロフ) - と、とても面白いです〜（ ; ; ） 二章も楽しみにしてます！頑張ってください。 (2017年2月28日 17時) (
レス) id: c23700d7a7 (このIDを非表示/違反報告)
めん(プロフ) - ペコさん» 日課に・・・！嬉しいです(><)！今後は更新速度が遅くはなりますが、楽しみにしていただけるよう頑張ります！ (2017年2月28日 16時) (レス) id: 52417d9b0d (このIDを非表示/違反報告)
めん(プロフ) - まるさん» ありがとうございます！そう言っていただけて嬉しい限りです！ (2017年2月28日 16時) (レス) id: 52417d9b0d (このIDを非表示/違反報告)
ペコ(プロフ) - こんばんは！仕事から帰ってきて更新されてるかなって見るのが日課になってました！チャニョルにキュンキュンしちゃいました(*^^*)ベクペンなんですが、ついついハマって読んでしまってます！ (2017年2月28日 1時) (レス) id: d2f2d687fb (このIDを非表示/違反報告)
まる(プロフ) - 毎日楽しみに待っています、無理せずに更新よろしくお願いします。 ホントに面白くてドキドキです。 (2017年2月27日 22時) (レス) id: efad14a470 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：めん | 作成日時：2017年2月10日 3時
