エレベーターの中で-4 ページ18
A Side.
私のことをじっと見つめた後に、
「・・・ふふっ、冗談だーよ」
と、笑って、チャニョルさんは後ろに下がった。
「・・・なっ！人を何だと思ってるわけっ・・・！」
・・・昨日から散々からかって何様のつもりなんだ、このくるくるパーマ！！！
腹が立って、手をあげた瞬間、エレベーターの扉が開いた。
すると、そこにはさっき2108号室の前で会った男性が立っていた。
「な、何してんの？」
最初は驚いた顔をしていた男性が、次第に私を睨みつけながら言った。
「やめろよ、アンタ！やっぱりサセンなんだろ！！」
そして、私の手首を掴んだ。
「はい？？サセン？」
何、サセンって？ギョーカイ用語かなんかなの？
私の返事が気にくわなかったのか、彼はさらに私を睨みつけて、手首を掴む力を強くした。
「おーおーこの状況でシラ切んのかよ！どうみても、今チャニョリを殴ろうとしてただろ！」
いや、殴ろうとしてたけど！してただけだけどね！
あーー次から次へと・・・本当に・・・
「もうなんなの！離してください！！」
と言い、手を振りほどいてエレベーターから走り去った。
・
・
・
ガチャ
約半日ぶりの帰宅です。
私は玄関でうずくまり、大きくため息をはいた。
「24歳、何やってんだか・・・」
忘れよう。
昨日のこと、今日のこと、チャニョルさんのことも。
暇な芸能人にからかわれただけなんだ。
自分の美貌で、どれだけの女を落とせるかゲームをしてたんだよ、きっと。
遊ばれた哀れな24歳よ、アーメン。
♪ ブーブーブー
リビングの方で携帯の鳴る音がする。
「次はなによ・・・」
私は重い腰を上げ、リビングへと向かった。
画面をみてみると、親友のウヨンからだった。
−−−−−−−−−−−−−−−−
今日の夜19：00〜 ○▲レストランで合コンセッティングしたから！
どうせまだ引っ越休み中でしょ？Aもくること！必ずね！！
−−−−−−−−−−−−−−−−
「げっ・・・ウヨンの誘い断ったら、後が面倒なんだよねぇ・・・」
昔を思い出し、顔が暗くなる。
なんで問題はこう立て続けに来ちゃうかなぁ・・・？
もう恋愛とか、いいのに・・・。
一人で生きていく決心をつけたから、このマンションも買ったのに。
けれど、
神様はどうやら、まだ私をほおっておいてはくれないようです。
というより、こりゃあ、ガッチリホールドされてるな。
とりあえず、何を着ていくか決めなければ・・・
「・・・はぁ」
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にいな(プロフ) - と、とても面白いです〜（ ; ; ） 二章も楽しみにしてます！頑張ってください。 (2017年2月28日 17時) (
レス) id: c23700d7a7 (このIDを非表示/違反報告)
めん(プロフ) - ペコさん» 日課に・・・！嬉しいです(><)！今後は更新速度が遅くはなりますが、楽しみにしていただけるよう頑張ります！ (2017年2月28日 16時) (レス) id: 52417d9b0d (このIDを非表示/違反報告)
めん(プロフ) - まるさん» ありがとうございます！そう言っていただけて嬉しい限りです！ (2017年2月28日 16時) (レス) id: 52417d9b0d (このIDを非表示/違反報告)
ペコ(プロフ) - こんばんは！仕事から帰ってきて更新されてるかなって見るのが日課になってました！チャニョルにキュンキュンしちゃいました(*^^*)ベクペンなんですが、ついついハマって読んでしまってます！ (2017年2月28日 1時) (レス) id: d2f2d687fb (このIDを非表示/違反報告)
まる(プロフ) - 毎日楽しみに待っています、無理せずに更新よろしくお願いします。 ホントに面白くてドキドキです。 (2017年2月27日 22時) (レス) id: efad14a470 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：めん | 作成日時：2017年2月10日 3時
