エレベーターの中で ページ15
チャニョルSide.
「すみません！お世話になりました！じゃあ！」
彼女が勢いよく立ち上がり、部屋から出て行こうとする。
「あ、待って、」
咄嗟に彼女を引きとめようとしたけど、何でそうしようとしたのか、
何を言おうとしたのか、自分でも分からなかった。
「あの子、本当に隣の人なの？本当にそれだけ？」
ユリが俺の腕を掴みながら聞いてくる。
「そうだよ。・・・たとえ、そうじゃなくても、ユリには関係のないことじゃん」
ユリの手を解き、ベッドから立ち上がってリビングへと向かう。
「なんでそんな事いうの〜？ユリのこと嫌い？」
後ろから細い両腕で俺を抱きしめて、猫撫で声を出してくる。
ユリに対して、嫌いかどうかなんて考えたことない。
ヤりたいか、ヤりたくないか。
ただ、それだけなのに。
ピンポーン
再度チャイムが部屋中で鳴り響く。
インターホンのモニターを見ると、そこには見覚えのある二人が映っていた。
・
・
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ガチャ、と玄関の扉を開けると
べク「チャニョルー！べぇぇク様が来てやったぞぉー！」
セフ「お菓子も買ってきましたよぉ〜」
と、言いながら賑やかに入ってきた。
だけど、リビングでユリに会った瞬間、二人は急に借りてきた猫状態になり、気まずい空気に包まれた。
べク「えっと・・・どなた？」
「・・・まぁ、友達だよ。忘れ物届けにきてくれて、今から下まで送りにいってくる」
「あぁ、そうなんだ。はじめまして〜同じメンバーのベッキョンです」
「同じくセフンでとぅ」
「はじめまして、TVでよく見てますっ」
ユリは、ベッキョンとセフナに得意の顔で挨拶をする。
「じゃ、ユリ行こ」
そう言って、左手でユリのカバンとコートを持ち、右手でユリの手を握って部屋から出た。
・
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・
ウィーン、とエレベーターの下りる音だけが聞こえる。
「・・・次くるときは前もって連絡してほしい」
「・・・分かったー
でも、その代わりにここでキスしてよ」
ユリは俺に近づいて、首に腕を回してきた。
「それくらいいいでしょ？」
何も言わずに、ユリの髪を撫で上げて、そのまま唇を重ね合わせた。
・
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1Fに着いて、正面玄関へ向かう途中、コンシェルジュのところにAを見かけた。
パチッ
お互いに目が合う。
けど、彼女はすぐに気まずそうに目を逸らした。
何だよ。意味わかんねえ
早足で彼女の横を通りすぎる。
「チャニョル―、早いよぉ」
ユリの声が聞こえないくらい
俺はイライラしてた。
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にいな(プロフ) - と、とても面白いです〜（ ; ; ） 二章も楽しみにしてます！頑張ってください。 (2017年2月28日 17時) (
レス) id: c23700d7a7 (このIDを非表示/違反報告)
めん(プロフ) - ペコさん» 日課に・・・！嬉しいです(><)！今後は更新速度が遅くはなりますが、楽しみにしていただけるよう頑張ります！ (2017年2月28日 16時) (レス) id: 52417d9b0d (このIDを非表示/違反報告)
めん(プロフ) - まるさん» ありがとうございます！そう言っていただけて嬉しい限りです！ (2017年2月28日 16時) (レス) id: 52417d9b0d (このIDを非表示/違反報告)
ペコ(プロフ) - こんばんは！仕事から帰ってきて更新されてるかなって見るのが日課になってました！チャニョルにキュンキュンしちゃいました(*^^*)ベクペンなんですが、ついついハマって読んでしまってます！ (2017年2月28日 1時) (レス) id: d2f2d687fb (このIDを非表示/違反報告)
まる(プロフ) - 毎日楽しみに待っています、無理せずに更新よろしくお願いします。 ホントに面白くてドキドキです。 (2017年2月27日 22時) (レス) id: efad14a470 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：めん | 作成日時：2017年2月10日 3時
