second love (ページ16)

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少しは信じてみようと思う。
チャニョルの気持ちを

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CY「…あー、やだな」

「いい加減にして」

CY「……どうしてもダメ？」

「だめ」

CY「なんで」

「だめだからだめなの」

ご飯を食べ終わって30分経った今、
チャニョルは一向に帰ろうとしない。
ダダこねるとかガキかよ、、、

CY「人にご飯作らせといて何もお礼ナシ？」

「…だから、私からは頼んでないってば」

CY「あ、じゃあ抱きしめさせてくれたら帰る」

は？

CY「もちろんいいよね？」

「いや、普通に無理」

CY「じゃあ帰んない」

「……意味分かんない」

CY「…あのさ、好きな奴を目の前に
少しも触れられない俺の気持ちにもなれよ！」

「…なんか怖いし、さっき手握ったでしょ」

CY「変な事しないって、マジで」

必死に訴えかけてくるチャニョル。

なに抱きしめるくらいで必死になってるわけ？

CY「……あぁ、そっか、ベク以外じゃ嫌だ？」

「ちょっと、ベクネタ出さないで」

CY「ははっ」

「笑い事じゃないから」

CY「ほら、おいで」

満面の笑みで腕を広げるチャニョル
いや、行くわけないから

そんなふうにガン無視していると
チャニョルが急に立ち上がった

CY「あー、分かった分かった！
そんなに嫌ならもう大人しく帰るから」

「…ん」

CY「じゃあ、おやすみ」

玄関のドアを閉めようとしたチャニョルに
軽く手を上げて見送ろうとすると

「…っ！」

強く腕を引かれて、私はチャニョルの胸の中にいた

びっくりして、離れようとしても離してくれない

「…ちょっと、」

CY「…ごめん、もう今度からしない」

チャニョルは小さく呟いて
すぐに私から離れると何も言わずに立ち去った

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……まださっきの感覚が残ってる。

どうやったら私は彼を傷付けずに済むんだろう

さっきの悲しそうな顔、もう見たくないのに。

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