second love (ページ14)

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CY「お邪魔しまーす」

……どうしてこんな事になった。
何で男1人入れた事のない家にチャニョルがいるんだろう

CY「Aってひとり暮らし？」

「違うよ、姉が1人いる」

CY「あれ、でも誰もいなかった」

「……仕事で3日間いないの」

CY「へー？そうなんだ」

なぜか嬉しそうな顔をするチャニョルに
嫌な予感しかしない。
…まさか泊まるとか言い出さないよね？さすがにないな

CY「1人で寂しいんなら泊まってやってもいいけど」

予想的中。

「全然寂しくないから大丈夫」

CY「はは、すごい拒否り様」

話してるうちにお腹が空いてきた私は
台所に立つチャニョルの足を蹴ってやった

CY「って！何すんだよ」

「無駄話多すぎ。早く作って早く出てって」

CY「作ってもらうクセにすごい上から」

「誰も頼んでないし」

CY「生意気」

チャニョルはデコピンを私に食らわせると
慣れた手つきで材料を切り始めた。
むかつくけど、料理上手い

CY「Aは座ってろよ
見た感じ、料理できなさそうだし」

「なっ、」

CY「違ってた？」

「……いや、違わない」

ていうか、料理できなさそうだとか
そんな酷い事、好きな人に言う？ほんっとありえない

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それから1時間後
目の前に運ばれてきたグラタン。
悔しいけど、すごく美味しかった

CY「どうだ、美味いだろ？」

「……うん、美味しい。普通に」

CY「ふ、素直じゃないな……っあっつ！」

どうやら火傷したらしい。
自分で作っといてバカじゃないの

「ふっ、何してんの」

CY「…あ」

「なに？」

CY「やっとまともに笑った」

「え？」

CY「…いや、再会してから
A、そこまで笑ってなかったじゃん」

「……そうだっけ」

そんなの全然意識してなかった

CY「…冷たいAも好きだけど
やっぱ笑ってるAが断然好きだな」

……は

急な言葉に一気に顔に熱が集まる。

CY「A？どうした？」

「ばか。急に変な事言わないで」

CY「…ごめん、何か言いたくなった」

"好き"
その言葉を聞く度胸が痛む

……こんな風な彼の真っ直ぐさが
今の私にはすごく辛く感じてしまうんだ。

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