誰に愛される？ (ページ38)

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司side ページ38

Aなら何となく早めに着いてんだろうなって思いながら予定時間の10分前ぐらいに着いたけど

俺の思い違いか笑こんなに心が躍ってんのは久々だな
Aを待つ時間はちっとも苦痛では無かった。

だけど。遅せぇな、何かあったんじゃねえのか？
自分の直感を信じて清邦の近くまで行くと…やっぱりな。

司｢おい｣

ったく、誰だよあいつ。まあ、元彼って所が妥当だろうな

直ぐにそいつからAを引き剥がして肩を抱いて引き寄せた
見せつける様にな。もうお前のものでは無いって事を。

殴り甲斐も無え、威勢だけの奴だった
｢A、大丈夫か？｣

怖かったよな。例え元彼だからってあんな事あれば…
もっと早く来てやれば良かったな、悪い。

Aが少しでも落ち着く様に。
やべ笑鼓動がAにバレてなきゃ良いけど。

こうして見ると思ってたより何倍も華奢で小さなAを更に守りてえと思った。

今は手を繋ぐ事しか出来ねえけどな

『えっ！ここ私行ってみたかった！司君…本当にありがとう！』

良かった。

澄ましてるけどAと初めて行く所だから色々ピックアップして選んだ場所。

喜んで貰えて何よりだ。

辺り一面カップルだらけで傍から見りゃ俺らもそう思われて当然だろうな

今は指を絡み合わせてるし。そう思われてる事が嬉しかった

はしゃいだりずっと笑顔のAを見るとこの笑顔をずっと守ってやらなきゃいけねえなって。

光に照らされたAを横目で上から見ると…
更に愛おしさが増した。

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楽しい時間は相変わらず過ぎるのが早いな

帰りたくなさそうなAを見ると自分の感情がおかしくなりそうだった。

｢だったら寄り道してくか？｣

ったく、何言ってんだ俺。

戸惑いよりも嬉しそうなAを見ながらも
何とか理性を抑えてAを見送った

やべえな、俺。笑

Aとはもっとじっくりやっていきてえ。

ここまで大事にしてえと思えた女はAが初めてだからな。

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作者から

Aさん、読んで頂きありがとうございます^^

サングラスと獅子と…。

良ければこちらもどうぞ^^