司と放課後 ページ36
司「お前、嫌がってんのが分からねえのか?」
車内へ押されそうな所に前から司君が歩いてきた。
彼「は?お前に関係ねえだろ」
司「そうか?俺はこれからお前が連れ去ろうとしてるAと先約があってな」
そのまま私の腕を掴んで元彼から引き剥がし司君に肩を抱かれ引き寄せられる
彼「ふざけんじゃねえぞてめえ」
司「あ?ふざけてんのはお前だろ笑 Aはお前なんかに様は無えんだよ」
その一言にカッとなった元彼が襲いかかろうとしてきて目を瞑ると殴られた音と共に倒れた元彼。
正直ダサすぎてこんなのと付き合ってた事実が恥ずかしい。
司「A、大丈夫か?」
『うん!…司君、ありがとう…』
司君に心配された途端にさっきまでの出来事が蘇って怖くて
気付いたら司君に抱き着いてて涙が出ていた。
司「もう大丈夫だからな、Aには俺が付いてるだろ?」
クスッと笑いながらも安心させてくれて、背中をトントンしてくれながらもう片方の手で頭を撫でてくれる司君。
シャツ越しに伝わる司君の
体温と匂いと筋肉も身長差も凄く安心感があって。
額に当たる司君の付けてるネックレスがひんやりして少し気持ち良かった。
少し落ち着いてから歩き出せば涙も引いてまともに話せるぐらいになった。
今度は手を繋いだままで。
『司君、本当にありがとう。あんな所見せちゃってごめんね』
司「気にしてねえよ、もうあいつの事は忘れろ。ごめんな、もっと早く来てやれなくて」
『ううん、全然。司君が来てくれて嬉しかった、ありがとう』
司「ふっ やっと笑顔になったな。」
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りこ(プロフ) - この小説めっちゃ好きです。続き頑張ってください!待ってます🫶 (9月25日 1時) (レス) @page44 id: c4c1d5cc21 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:びーなっつ | 作成日時:2023年3月3日 23時