楓士雄と放課後2 ページ34
『楓士雄君、本っ当にありがとう。なんか…恥ずかしい所見せちゃったよね、ごめんね。折角の…日なのに…』
楓「んな事ちっとも思ってねえよ、Aちゃんは何も悪くねえからな。気にすんなって、また現れたら俺がこいつでどうにかしてやるからさ」
そう言いながら片手で拳を作ってニコニコする楓士雄君。
『ふふっ ありがとう、楓士雄君』
楓「ん、やっぱAちゃんは笑ってる時が1番可愛いな!俺と居る時は絶っってえAちゃんを笑顔にしてみせるよ」
何?もう、シンプルに好き。お陰であんなク ソ元彼なんて脳内から消え去ってくれた
『嬉しいな、楓士雄君も私と居る時は笑顔であって欲しい!今日は楽しもうね』
楓「あったりめえだよ、Aちゃんとだったらいつだって楽しいからな。やっと今日こうして会えたな」
『うん、今日すっごく楽しみにしてた!』
楓「え、ほんと?!俺もだよ!毎日指折り数えてたぐらいだよ笑」
歩きながら手が触れると話しながらそのまま自然と手を繋いでくれる楓士雄君。
それに応えるようにギュッと繋ぎ返す。
大きくてゴツゴツしてて、少しガサガサしてて笑
そこも好き。
本当は緊張しすぎておかしくなりそうだけどね。
楓士雄君も男なんだなって、当たり前だけど
なんだかそれが凄く嬉しかった。
『あ!もんじゃ食べたい!』
楓「お!いいね〜それじゃあ行こっか!」
━━━━━━━━━━━━━━━
この間よりも色んな話をして原沢商店を出ると
気付けばあっという間に夜になっていた。
楓「いや〜すっげえ楽しかった!」
『私も。色々話せて楽しかったよ、ありがとう楓士雄君』
楓「おう、俺こそありがとな!あ、送るよ」
またサラッと手を繋いでくれる楓士雄君
またまた心臓がバクバクになりながらも家の前まで送ってくれて
楓「Aちゃん、今日はありがとな!俺デートなんて初めてだったからこんなんなっちまったけど…次は色々考えとくよ」
相変わらず笑顔な楓士雄君。
『ふふっ ありがとう楓士雄君、私もそうするね笑 』
そのまま家の中に入るまで手を振りながらちゃんと見送ってくれた楓士雄君。
付き合ってないのにまるで付き合ってるみたいな…
幸せな非日常的時間だったな
結構紳士的なんだなって
まだドキドキしながらも楓士雄君との事に胸を躍らせながら眠りについた。
79人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
りこ(プロフ) - この小説めっちゃ好きです。続き頑張ってください!待ってます🫶 (9月25日 1時) (レス) @page44 id: c4c1d5cc21 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:びーなっつ | 作成日時:2023年3月3日 23時