誰に愛される？ (ページ30)

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モンジside ページ30

ん？あの後ろ姿…もしかして…
けど、最後に会ったあの様子じゃ突然俺が現れたらきっとあの人ビビるよな…

『あ、あのー…？』
咄嗟に隠れたけどバレてた
マジで何やってんだよ益々怪しい奴じゃん。

幸い今日はカーディガンだけだったからまだしも…ん、これ関係あんのか？

『えっ？！』
やっぱりあの人だったし何か知らねえけど動揺してその場を去ろうとした。

呼び止められた事に安心してあの人の元へ行こうと決心した
絶対印象最悪じゃん。

｢えっ… あ、いや。あんなん何て事ないっす笑｣
何照れてんだよ俺。柄にも無えな。

けどこの人に言われると正直すげえ嬉しい。それに｢ずっと｣って、この人も会いたいって思っててくれてたんかな。

Aさんか、名前が知れて嬉しい。いや、ここで会えるとも思ってなかったから更に嬉しいんだけどな。

気使わなくて良いって言われたって…普段からの癖か、それとも別の意味か。どうしてもぎこち無くなる。

バカ何やってんだよ俺、何勝手にAさんのスマホに俺の連絡先なんて入れてんだよ。

まあ、Aさんの言葉から嘘は見えないけども。
それに気付けばAさんの事近くまで送ってるし。

もう癖なんかじゃなくて完全にAさんの事好きになってる事に気付いた。

｢女子みてえだな笑｣
1人ボソッと呟きながら帰路につく。

徳山Aさん今日はありがとうございました。
変な印象与えてたらマジですいません
徳山良かったらまたお会いしたいです

って何また送ってんだよ俺…。

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『…って事がありました！』

マ｢へえ〜すげえなA！｣

唯｢やっぱり鳳仙だったんですね！正次君の後輩かな？良かったですね、A先輩！｣

『2人共ありがとう〜！鳳仙のイメージとは掛け離れてて結構シャイで可愛らしい子だった！』

マ｢Aが年下か〜、ま、シャイで可愛いらしい年下ならあんたとも上手くやっていけそうじゃん｣

唯｢ギャップもまた良いですね｣

2人にも応援してもらえて、門司君からまたお会いしたいなんてメッセージも貰えて最高すぎるじゃん…！

早く次も会う約束しないとだなあ
また会えるの考えただけで凄く楽しみ