小田島と話す ページ25
「まいど〜」
『へっ?!』
突然耳元でそう言われて思わず間抜けな声出しちゃった。
嘘でしょなんで彼がここに?
ずっと会いたかったしまた会えないかな?って思ってたけど…
こんなまたすぐ会えるなんて
小「よ〜 久しぶり〜かわい子ちゃん」
『お、お久しぶりです…あ、あの!この間は本当にありがとうございました!』
小「あ〜良いんだよ笑 覚えててくれたんだね。」
『も、勿論です!ずっと…あらためてお礼を言いたくて…』
改めると何だか恥ずかしくて少し顔を逸らすと、グラサンを少しズラしながら顔を覗き込まれる。
『!…あ、えっと…?』
小「フッ いーや、可愛いなあって思ってさ〜顔真っ赤だよ?」
『えっ?!嘘っ?!』
小「じょーだんじょーだん笑 まさかこんな所で会えるとは思ってなかったよ」
『はあ… 本当にその通りですね、私もです笑』
小「ここはよく来るの?あー。ひょっとして彼氏でも待ってた?」
『ここにはたまに来るんです、この景色が好きで。彼氏なんて居ないです』
小「へ〜じゃあかわい子ちゃんの彼氏に立候補しちゃおっかな〜」
『えっ?!』
小「フッ 俺もたまにここ来るんだよね〜今日来て良かったよ、また会えたしな。そうだ、かわい子ちゃんって呼ぶのも良いんだけどさ〜他の呼び方もしてえな〜」
横目で私を見る彼に自己紹介すると
小「へ〜Aちゃんか〜かんわいいね〜。俺は鳳仙3年の小田島有剣、よろしくね〜」
『有剣君…!宜しくお願いします』
小「あ〜良いってタメで。俺Aちゃんの事好きだしね〜 はい、これを追加〜」
と言ってスマホに連絡先のQRを表示して見せてくる有剣君。
ん?まって今好きって言った?
てかやっぱり分かってたけどチャラいな…まあ、嫌いじゃないんだけどね
小「お〜やった、や〜っとAちゃんの連絡先ゲット出来た〜めっちゃ欲しかったんだよね」
『!そうなの?良かった…私も嬉しいよ』
小「およよ 嬉しい事言ってくれるじゃん、ちゃんと俺に付き合ってね〜」
その後も他愛も無い話をして気付いたのは有剣君はただのチャラついた人では無いって事。
こんなの益々好きになっていく一方…
帰宅してからスマホを手に持ったままニヤけが止まらない。
本当に好きになっちゃったんだなって思う
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りこ(プロフ) - この小説めっちゃ好きです。続き頑張ってください!待ってます🫶 (9月25日 1時) (レス) @page44 id: c4c1d5cc21 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:びーなっつ | 作成日時:2023年3月3日 23時